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2020年05月24日

現在、ゆかしの杜となっている場所は、目黒通りの瑞聖寺の向かい側で、東大医科学研究所の隣に位置している。
この地には旧国立公衆衛生院(The Institute of Public Health)があったが、2002年(平成14年)に改組・廃止された、日本の公衆衛生の向上を目的とした調査研究機関であった。

公衆衛生院の建物および設備は、アメリカ・ロックフェラー財団から日本政府への寄贈である。援助額は当時のお金で総額350余万ドル。世界保健機関 (WHO) は国立公衆衛生院を「School of Public Health(公衆衛生大学院)」として紹介している。

2002年(平成14年)4月1日付けで組織が改組され、国立感染症研究所の一部などと共に国立保健医療科学院となり、多極分散型国土形成促進法により現在は埼玉県和光市に移転している。

旧建物は文化財的価値から保存され、ゆかしの杜として2018年にオープンした。
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投稿者 Master : 2020年05月24日 09:44

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