2005年01月20日

イトー美容材株式会社 伊藤正志社長

【一隅を照らす経営】
http://www.ito-biyouzai.co.jp/

●今年の経営
0501itou.jpg新しい年を迎えましたが、今年も厳しい年であることは変わらないと思います。金融業界が大変で、それらが中小企業に難しい時代を続けさせています。
ですから、今年もしっかり気配りした経営を進めていきます。しかし、美容業界という女性の美しさに貢献する業界に所属している有利さを活かして、「光る玉としての新企画商品」を投入して積極的に美容ディーラーとしての役割りを果たし、社是である「美しさと繁栄の輪を広げる」を更に追及していく所存です。

●当社の成り立ち
新潟から上京したのが17歳、それから10回以上いろいろな職業を経験しました。その一つにコールドメーカーがありまして、そこが倒産し整理した際に在庫を引き受けて販売しないかと言われ、それをチャンスに「伊藤商店」として独立したのです。「美容は女性相手の平和産業で流行り廃りがなく、不景気でも続けられる商売だ」と、思い切って会社設立したのです。25歳の時です。それが今日の「イトー美容材」に発展したわけです。もう47年になります。

●経営理念
お得意様サロンが繁栄し、それが当社に利益になり、またそれがサロンさんに還元されるという循環をいつも願っていまして、そのために次の四つの理念を持っております。

1. 一隅を照らす経営
2. 最大たるより最良たれの経営
3. 自己実現の経営
4. 社員の幸福な顔が見える経営

この四つの理念へ向かって、日頃から地道に一つひとつ積み重ねの努力をしています。

●経営ゼミナールへの期待
あるところのセミナー講師として登場した上田正臣さんの内容にひきつけられ、すぐに経営ゼミナールに参加したのです。今から10年前のことで、それからずっと継続参加しています。

経営ゼミナールに参加していると、業界が異なる事例や、成功・失敗例の具体的事例から学ぶことが多いし、自社の経営規模に見合ったヒントが多々あります。
昨年の例会では、やはり300回記念例会が印象に残っていますし、そこで発表されたエム・アイ・ピー会長の木下幹彌さん、短時間の発言でしたが強くこちらに入ってきました。それとトヨタ自動車経営の今村龍之介さんの発表、その内容に成る程と思うところが多く、早速同業者との勉強会である「美容21の会」でもお話いただきました。
今年も経営ゼミナールの活動を期待し、どのような新企画が出てくるか楽しみにしています。頑張ってください。

※対談を終えて(山本)
本社の一階は明るい30坪のホールで、そこで大勢の来客者に混じって伊藤社長にインタビューを受けていただき、飾り気なくフランクに語っていただきました。
一昨年腎臓手術して現在では体調は以前に戻ったが、いつまでも若いと思ったらいけないと健康には注意した生活を過ごしているが、読書は時代物・歴史物が好きでよく読み参考にしている。
経営ゼミナールでも歴史上の人物に視点を当てた発表者を迎えることもよいだろう、と語る伊藤社長、酒もタバコも20年前にやめた語り口は、意欲的で若々しく情熱的でした。

投稿者 Master : 11:30 | コメント (0)