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2005年11月22日

11月例会は山本紀久雄氏の「今の時流・時代を読み、時代と闘う」

山本紀久雄氏の経営ゼミナール発表

2005年11月経営ゼミナールは時流研究家であり、当ゼミナールの代表である山本紀久雄氏の「今の時流・時代を読み、時代と闘う」でした。

発表のポイントは五年前と今の日本経済状況は大きく異なった。全体的によくなっているが、依然としてよくないところもあるという前提から、時代の変化とは「自分に関係なく発生するが、その変化は自分に関わってくる」のであり、その中で行動する経営者は「決断」を続けていかねばならない。予測はするが、その通りにならない現実の中で「決断」し続けなければならない。つまり、決断とは「やってみないと分からない」のであり、「やってみないと分からない」ことを「やる前に決めること」が決断なのである。これが経営者の仕事である。
予測が当たる確立は半々、だから、常に修正していかねばならない。妥当な方向に修正していかねばならない。その修正方向性を定めるには、日頃から時代の流れ・時流方向性を読み取ることしかないし、そのために時代を観察し続ける行動しかない。これが山本紀久雄氏の最終的な主張でした。

決断と、その決断結果に対して妥当な修正をしていく、これらの的確な行動力を期待しております。なお、毎月二回の、時流レポート「YAMAMOTOレター」をご参考にしていただきますと幸甚です。

投稿者 Master : 2005年11月22日 14:04

コメント

山本紀久雄先生、ご指導ありがとうございました。
私なりの学びをコメントさせていただきます。

今回の講義で得たこと。

1.価値論・認識論・方法論で情報を整理しろ。
人の話を聞くとき、価値論・認識論・方法論に分ければ、その人の話の本質、言いたいことが理解できるということだと思いますが、これから人の話を聞くときに大いに役に立つものだと感じました。大事にしたいと思います。
私はこれらを次のように解釈したのですが、間違っているようであればご教授ください。
価値論=感情。話し手が持っている価値(良い、悪い、好き、嫌い)が含まれるセンテンス。
認識論=事柄。話し手が体験した事実や起こった事柄を述べているセンテンス。
方法論=方法。事柄に対して起こりうる結末や対処する方法を述べているセンテンス。
ひとつ伺いたいことがあるのですがよろしいでしょうか。
私は今、心理学を学んでいるのですが、その中でこれと似たような学習をします。
心理学では話し手は話すことを事柄と感情に分け、感情を聞きなさいと教えられます。上記の価値論・認識論・方法論では、人の話で重要なのは価値論を語っている部分だと思うのですが、いかがでしょうか。

2.「考える」ということ。
考えるということは、次のプロセスである。
・考える=集める→分ける→比べる→組み合わせる→選ぶ
これも大事なことと感じました。ものを考えるとき、これを意識するように訓練したいと思います。

以上、あまりたくさん覚えられませんので今回はこの2点を勉強させていただきました。ありがとうございました。

参加者 田中達也

投稿者 田中達也 : 2005年11月24日 19:35