2010年11月03日

月刊ベルダ誌に世界の牡蠣事情が紹介される

月刊ベルダ誌2010年11月号新刊書評欄で「世界の牡蠣事情」が掲載されました。

001.jpg

投稿者 Master : 08:38 | コメント (0)

2009年11月10日

私たちはこれからどうしたらいいんですか?

経営ゼミナール号外
「私たちはこれからどうしたらいいんですか?」

温泉の二次会で

ある中堅企業の温泉バス旅行に参加しました。僅かな参加費ですが、至れり尽くせりでした。宴会も華やかで、二次会のカラオケルームでも盛り上がった中、この企業の専務と話していると部長が割り込んできました。ちょうど「時代の変化」について話していたところで、以下は専務と部長の会話です。

「時代変化が急だ。いかにこれに対応するかが最大課題だ」と専務。
「そうです。ですから今こそ地道に地域密着が大事なのです」と部長。
「いや、そうじゃないだろう。社員意識改革が先だ」
「そう言ったって、簡単に切り替えられませんよ」
「古い頭の社員は採りかえるしかないぞ」
「そんな・・・」
この企業の幹部間では、これからの戦略と戦術について、社内でも、社外でも、温泉に来てまでも、侃々諤々なのです。

シドニーで

先月訪れたシドニー、5年前にドライバーしてくれたM君、2年前にJTBを辞め、シドニー市のバス運転手になり、優秀・模範運転手として時刻表の表紙に顔写真が掲示されるほどになりました。
一方、JTBは今年の9月にシドニーから撤退しまして、M君の元同僚たちはリストラになりました。
5年前にいろいろアドバイスしたことの結果の行動が、市営バスへの転職だと、お礼を述べたいとホテルに挨拶に来てくれました。

COEDOビールに出合う

シドニーではJETRO主催の「ファイン・フード・オーストラリア」に行きましたが、そこでの一番人気は、11月25日に経営ゼミナール例会で訪問することになっている「COEDOビール」でした。
地元産の金時サツマイモでビールをつくって、それをじっくり育ててきた結果が、シドニー食品展で注目を浴びたのです。
川越のお土産の一つにすぎなかった地ビールが、今や世界に伸びようとしています。


(クリックで拡大します)

戦略に基づく戦術の成功事例

多分、この「COEDOビール」、株式会社協同商事の戦略・戦術が当たったのだと思います。
市バス運転手に転職したM君も、時代の中で生きるための戦略・戦術展開を成功させたから、収入も安定し、自宅も購入、結婚して先月男の子が生まれ、嬉しそうに写真見せてくれました。

「私たちはこれからどうしたらいいんですか?」
多くの企業、個人がこれからの方向性について悩んでいます。
その打開方向をつかむ重要な一つの方策は、他社・他者の事例から、自社・自分を見つめ直すことでしよう。
そのために、11月25日「COEDOビール」、株式会社協同商事の朝霧重治社長から、戦略・戦術をお聞きしたいと思っています。

皆様のご参加お待ちしています。

『川越・さつまいもビール見学例会』詳細はこちら

お申し込みはこちら

→チラシを見る

投稿者 lefthand : 22:07 | コメント (0)

2009年05月10日

2009年5月例会へのお誘い

【日時】2009年5月18日(月)
【場所】東京銀行協会ビル内 銀行倶楽部 4階3号会議室
【テーマと発表者】
テーマ 丸の内再開発から見る大都市街づくりの方向性
発表者 三菱地所 都市計画事業室 副室長 遊佐謙太郎氏
    大國道夫・都市・建築総合研究所
                代表取締役 大國道夫氏

フランス人が来日し素晴らしいとほぼ全員がほめる新幹線は、東京駅を起点に、東海道、東北、上信越と全国につながっていますが、こういう駅は世界的にめずらしく、多くの外国人がその効率化に驚きます。

また、東京駅から宮殿南車寄までの約1.8キロメートルを、儀装馬車が走るのを時折見かけますが、これは新任外国特命全権大使による、宮中で信任状を天皇陛下に捧呈する信任状捧呈式に臨む場面で、新任大使のほぼ全員が皇室馬車で送迎されることを望みます。
このように馬車で送迎しているのは世界的に見てもめずらしく、送迎用の儀装馬車は,二頭曳き座馭式(ざぎょしき)と呼ばれ,そのほとんどが明治の終わりから昭和の初めに製造されたもので,美術品的価値も有しています。
reikai_photo_090518.jpg

だが、ここで忘れてはならないのは、 この美術品的馬車列と周りの丸の内界隈の景観に違和感がないことです。
つまり、丸の内地区の再開発は、伝等美に輝く皇居と、素晴らしい効率化の東京駅、この両者に配慮して、長いスパンでの検討と計画作りを進め、その実現がようやく実りの秋に向い、日本の玄関東京駅から皇居までの美しさを完成させようとしているのが今です。
5月の経営ゼミナールは、この丸の内再開発を実際に手がけられている
●三菱地所 都市計画事業室 副室長 遊佐謙太郎氏
から概要をお伺いします。
さらに、世界の都市には、必ずその都市が持つ背景・性格が存在しています。ですから、丸の内再開発も同様で、東京都がもつ背景・性格があって進められていますが、これを世界の他都市と比較分析した概要を
●大國道夫・都市・建築総合研究所 代表取締役 大國道夫氏
からお伺いします。

2016年オリンピック招致は、東京、シカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4大都市の争いになっているタイミングに、東京の中心である丸の内周辺の変化について認識することは意義あることと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。

5月例会のご案内はこちら

参加申し込みはこちら

投稿者 lefthand : 11:16 | コメント (0)

2009年02月25日

知られざるラジウム温泉、増富の湯とは

経営ゼミナール4月例会補足情報

知られざるラジウム温泉、増冨の湯とは

日本には効能効果が高いラジウム温泉として、三つの著名な温泉があります。
ひとつは秋田県の玉川温泉、ふたつ目は鳥取県の三朝温泉、この二か所は知られていますが、もうひとつ関東に所属する山梨県北杜市の増冨温泉、ここは信玄の隠し湯の名の通り、山間にひっそり佇んでいまして、あまり知られていません。

しかし、実際に温泉湯治された方にお聞きしますと、大変な効能効果の温泉場のようです。
以下は実際に湯治経験された状況を、ご本人からご報告いただいたものですが、経営ゼミナール4月例会の事前情報としてご案内いたします。


【体験者プロファイル】

●男性 年齢65歳 職業 大学教授
スポーツは剣道(有段者)とテニス。
何事も熱心に取り組む性格で体を酷使するタイプのため、腰痛が持病。

●湯治療養方法
2009年2月の6日間。
ラジウム温泉入浴、軽運動(山林の歩行、柔軟体操)、有機栽培の野菜・穀物中心の食事の三本柱を組み合わせる。
日常酷使した体を休め、日頃使わない部位を強化するため、キッチリしたプログラムはつくらず、保養としてのバランスをもって、自己治癒能力を高めることを目的とし、その時の気分や、都合なども考慮して自由にした。

●結果
最初と最後に病院(漢方)で診断を受けた。
結果は大変良く、5月の連休に再訪するとのことで大満足。

これはわずか一例ですが、大変興味ある実験です。
因みに費用は以下でした。
宿泊二食付きで一日10.000円で5泊=50,000円
入浴、整体、その他もろもろが      50,000円
    合計             100,000円

4月の例会「増富の湯訪問」ご案内

投稿者 lefthand : 09:06 | コメント (0)

2009年01月01日

2009年 新年のごあいさつ

謹賀新年 本年もよろしくお願い申し上げます

投稿者 lefthand : 18:27 | コメント (0)

2008年12月16日

12月例会の感想

経営ゼミナール第346回定例会が行われましたので、その様子をご報告いたします。
今回は、セキュアプランナー・京師美佳様をお招きし、お話を伺いました。

reikai_081215_01.JPG

今回のテーマは『セキュリティ(防犯)』。
皆さまのオフィスやご自宅では、防犯対策をなされておられますでしょうか。
一年の内で最も盗難件数が多いのは師走、つまりこの時期なのだそうです。景気の停滞その他の事情で、生活に困窮する人が増え、今まで窃盗犯ではなかった人たちが窃盗に走ってしまうため、なのだそうです。
参加者の方々から「いや実は…」と過去の窃盗被害の実例も飛び出した今回のゼミナール、様々な驚愕の事実が京師氏によって語られました。

**********

reikai_081215_02.JPG reikai_081215_03.JPG
今回の講師、京師美佳氏(左)と、時流講話を発表する山本紀久雄代表(右)。

京師氏はお父上を警察署長に持つ警察一家に生まれ、普通のOLをご経験の後、「鍵師」に憧れ現在のお仕事を勉強されたそうです。
今では教えることを禁じられている「ピッキング(鍵開け)」の講習を受け、鍵開けの技術をマスターしておられます。講演中もその様子をビデオで見ることができました。
その間何と18秒。
驚くべき早業でした。
あっという間にカギを開け、あっという間に金品を奪って逃げる。
その間5〜10分程度。
こんなに効率よく大金を稼ぐ方法は他にないのではないでしょうか。
が、翻って考えると、それ以上時間のかかる盗難は、諦めてしまう泥棒が大半なのだそうです。
ここに、防犯の極意があると感じました。
すなわち、「10分間で侵入し金品を発見し持ち出すことを困難にしておく」ということが、防犯上の重要な点であるということなのです。

reikai_081215_04.JPG reikai_081215_05.JPG
プロジェクターを用いてビジュアルに分かりやすく盗難の手口などを解説していただきました。

「犯罪機会論」なる言葉があるそうです。
泥棒などに侵入される機会を減らすというのが、犯罪機会論です。
これは、事務所や住宅の部材を防犯性の高いものにかえるということもありますが、一方、泥棒に「狙われにくい」環境づくりを心がける、ということも大変重要なのです。
例えば、玄関に綺麗な花壇を並べ、道行く人に立ち止まって見てもらうようにしたり、家の前にベンチを置いてひと休みしてもらったり、家の前に常に人の目があるようにするというのも有効な手段なのだそうです。
また、家の前のゴミ置き場が荒れ放題になっていたり、窓ガラスが割れたまま放置していたりすると、管理意識の低い家だという印象を与え、泥棒に狙われやすくなるのだそうです。防犯設備を整えることばかりがよいのではなく、まずは防犯に対する意識を変えること。このことが最も重要で、かつ今からでも始められることだということを教えていただきました。

reikai_081215_06.JPG reikai_081215_07.JPG
reikai_081215_08.JPG reikai_081215_09.JPG

今回は私たちの身近な話題ということもあって、非常に活発な意見交換が交わされました。
実際に被害にあった参加者からも寄せられましたが、泥棒は事前に下見を行っていることが多いのだそうです。
例えば、犯行の前に一度家に侵入し、家族のスケジュール一覧などを見て留守の日を確認する、じっと家の前を張り込んで、何時ごろ出かけるのかを確認しておく、ピンポンを鳴らして在宅か留守かを確認する、などです。非常に周到な調査をしているそうです。

「計画を遂行するには、事前の周到な計画と下準備が必要である」

これが、泥棒に学ぶ経営の極意だ。
山本代表の言葉で締めさせていただいた、今回の例会でした。

**********

2008年の経営ゼミナールはこれにて終了です。
本年も多くのご参加に感謝申し上げます。
2009年も様々なことを皆さんと勉強していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 07:19 | コメント (0)

2008年11月17日

11月例会の感想

経営ゼミナール第345回定例会が行われましたので、その様子をご報告いたします。
今回は、麗澤大学教授・大貫啓行様をお招きし、お話を伺いました。

reikai_081117_.01JPG

今回のテーマは「中国」。
中国という国はどういう国なのか。
中国は世界の国々の中で自らをどう位置づけ、どう振る舞おうとしているのか。
そして、日本は中国との関係をどう構築していくべきなのか。
大変興味深い内容です。

解説してくださったのは、大貫教授。

reikai_081117_02.JPG

大貫教授は現在、麗澤大学経済学部教授という肩書きをお持ちですが、実は東京大学法学部を卒業し、外務省、警視庁などの官僚ポストを歴任されたエリートであらせられます。
さらに実は、官僚と申しましても、国際社会における情報関係の最前線、つまり諜報部員であったのです。詳しいことはご紹介を控えさせていただきます。申し訳ございません。
公に公表することが難しいお立場にいらっしゃったということでお察しいただければと思います。
それだけに、とてもエキサイティングな内容でした。

大貫教授のお話を聞き、国際社会での出来事は、それぞれの国の立場や価値観によって解釈が大きく異なることを理解しないと、それぞれの国の行動原理を理解することができないということを痛感しました。「木を見て森を見ず」ということわざがあるとおり、大局を見通さないと目の前で起きている小さな出来事の意味が分からないのではないでしょうか。大貫教授はその大局を占うべき情報収集・分析に携わっていらっしゃった方で、そのお立場から聞くお話は、とても刺激に満ちたものでした。

reikai_081117_03.JPG reikai_081117_04.JPG

reikai_081117_05.JPG reikai_081117_06.JPG

講演後の質疑応答も非常に熱の入ったもので、中国、アメリカ、日本の関係、さらにはその周辺諸国の話題も入り交じり、新聞報道など通り一遍の情報からでは得られない貴重なお話をいただきました。
質疑の熱は冷めやらず、懇親会でも熱い議論が交わされました。

最後に、日本の行く末について、日本のリーダーシップを担う人材が育っていないことを、大貫教授はとても憂いておいででした。今の官僚や大学のあり方など、厳しい問題提起がありました。
これは、国際舞台での影のお仕事から転身し、大学で若者に教鞭をとっていらっしゃる大貫教授の、「日本よ、もっと頑張れ」というエールであると理解しました。
日本よ、もっと頑張ろう。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 23:12 | コメント (0)

2008年10月21日

10月例会の感想

経営ゼミナール第344回定例会が行われましたので、その様子をご報告いたします。
今回は、株式会社エコメイト代表取締役・福原美里様をお招きし、お話を伺いました。

zemi_reikai081020_01.JPG

福原社長が手がけておられるオフィスチェアの通販サイト『椅子道楽』は、今年度、何と前年比327%の大幅な伸びを示しておられます。しかも、消費が冷え込みあらゆる業種が減収減益となっているこの時期にです。『椅子道楽』の躍進の秘密はどんなことなのでしょうか。

zemi_reikai081020_02.JPG zemi_reikai081020_03.JPG

オフィスチェアという、とても限定された商品を取り扱い、しかも、価格が平均して10万円前後の椅子という、とても高額な商品に絞って取り扱うという戦略を、福原社長は選ばれました。
そのために『椅子道楽』では、お客様が「椅子道楽から椅子を買いたい」と思っていただける信頼感をホームページに盛り込む努力をされています。
福原社長は日ごろこうおっしゃっています。
「『椅子を買うなら椅子道楽に聞け』といわれるようなホームページにしたい!」
そこには、椅子のことなら何でもわかる情報と、福原社長自らが接客を行うきめ細かなサービスがあります。
 →椅子道楽ホームページはこちら

zemi_reikai081020_04.JPG zemi_reikai081020_05.JPG

もうひとつ、エコメイトの元気の原動力は、福原社長のバイタリティです。
女性のお年のことを言うのは大変失礼なのですが、福原社長は御年75歳です。このお年にして現役の事業家であり、銀行やメーカーから信用を得て融資や商品調達を行っているという事実は、ご自身が「奇跡に近い」とおっしゃるように、通常では考えられないことです。
ここにも、エコメイトの好調の源泉を見ることができるように思います。

zemi_reikai081020_06.JPG zemi_reikai081020_07.JPG

発表の後の質疑にも、福原社長の元気の源を垣間見ようと活発な質問が飛び交いました。

御年75にして(度々失礼します)ITを活用してお客様に信頼を提供する福原社長の姿勢に、触発される心持ちがした今回の例会でした。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 07:08 | コメント (0)

2008年09月24日

9月例会の感想

9月22日(月)、経営ゼミナール例会が執り行われました。

reikai080922_02.JPG reikai080922_03.JPG

今月は、経済アナリストの北川宏廸氏をお迎えして、今の世界経済の混迷の「カラクリ」を分かりやすく教えていただきました。

reikai080922_10.JPG reikai080922_01.JPG

北川氏のお話にはいくつかポイントがあったように思います。
ひとつは、サブプライム問題。
これは債権者が不良債権をかかえてしまったということで、その債権者は保険によって守られるシステムに、アメリカではなっているのだそうです。それよりも、このサブプライムというシステムは、アメリカの弱者救済のシステムであり、その基本思想を理解しないで、ただ大変だと騒ぐのは大いにお門違いである、ということなのです。

reikai080922_04.JPG reikai080922_05.JPG
reikai080922_06.JPG reikai080922_07.JPG

今回の主題は、我が通貨「円」は世界経済の中でどのような役割を果たすべきか、ということでした。
その中で、大変興味深い定理を教えていただきました。
それは、「トリレンマの定理」です。

グローバル化した金融市場においては
【1】国内物価の安定(インフレの抑制)
【2】為替相場の安定
【3】自由な資本移動
これらの3つの政策目標を同時に達成することは不可能である。

このような大原則があり、すなわちこれらのどれかひとつの政策目標を犠牲にしなければならない、ということなのです。
ですから、政策において為替相場の安定を犠牲にしなければならないことは必至なのだそうです。グローバル経済の中で、為替相場のコントロールは不可能だということです。

reikai080922_08.JPG reikai080922_09.JPG
reikai080922_14.JPG reikai080922_13.JPG

その他、リーマン・ブラザーズ、AIGの破綻の原因と破綻の構造の解説など、今回は盛りだくさんの内容で、とてもすべてのエピソードをご紹介することができないのが残念です。会員の方は是非、講演記録をご一読ください。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 08:00 | コメント (0)

2008年07月29日

7月例会の感想

経営ゼミナール第342回例会が行われましたので、ご報告いたします。
reikai080728_01.JPG
7月の講師は、千葉商科大学商経学部教授・中澤興起氏にお話しいただきました。

reikai080728_02.JPG
今回のお話は、子どもに新しい「学ぶ」カタチを提供する「キッズビジネスタウンいちかわ」についてご紹介いただきました。
reikai080728_03.JPG reikai080728_04.JPG
キッズビジネスタウンいちかわは、簡単にいうと子どもたちに就労体験をしてもらうイベントです。もう少し詳しく申しますと、「みんなで協力しながら働き、遊び、学ぶことによって街を作り、体験をとおしてビジネスや社会の仕組みを学習する」教育プログラムです。
そのプログラムの仕組みやその成果などを、具体的な数字などを交えながらご説明いただきました。
reikai080728_05.JPG reikai080728_06.JPG
6回目を迎えた今年は、子どもだけで2,700名の入場者を数えたそうです。保護者などを勘案すると5,000名はくだらなかっただろうとのこと。もはや処理できる人数ギリギリなのだそうです。キッザニアより早く始められたこのプログラムは、新しい教育の形として時代を捉えているように思いました。
実際に子どもたちが活動しているビデオも上映し、子どもたちのいきいきした表情を見るにつけ、子どもがこんな溌剌とした顔をする教育現場がほかにあるのだろうかと考えさせられました。
reikai080728_07.JPG reikai080728_08.JPG
質疑応答も、現在の日本の教育現場に対する様々な質問などが寄せられ、活発な意見交換となりました。
reikai080728_09.JPG
山本紀久雄氏によるまとめをもって、会を終了いたしました。

中澤先生、お忙しいところ誠にありがとうございました。
ご参加の皆様もありがとうございました。

8月は夏休みです。
また9月にお会いしましょう。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 06:56 | コメント (0)

2008年06月16日

6月例会の感想

経営ゼミナール第341回例会が行われましたので、ご報告いたします。
reikai_080616_4430.JPG
6月は、法政大学大学院中小企業経営革新支援センター長の増田辰弘氏をお迎えし、お話を伺いました。

増田氏の講演テーマは『企業活力の源泉を探る』。
reikai_080616_4441.JPG
全国、いえ世界中を回って精力的な取材を行っておられる増田氏から、活気のある企業、すなわち業績を上げている企業を具体的に紹介していただき、企業活力の源泉を分析していただきました。
reikai_080616_4436.JPG reikai_080616_4444.JPG
reikai_080616_4447.JPG reikai_080616_4465.JPG
活力という点から日本の企業を眺めても、「二極化」が進行していることが窺えるそうです。自社の権益を守ることが目的となってしまった企業、めまぐるしい変化のスピードについていき、イノベーションを巻き起こす企業、どちらも現在の日本企業の実態なのです。そこで働いている人々は、いきいきと働けているのだろうか…。企業活力は、人間活力の集合だとあらためて認識しました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 23:51 | コメント (0)

2008年05月19日

5月例会の感想

経営ゼミナール第340回例会が執り行われましたので、ご報告いたします。
zemi_reikai_08051902.JPG
今月は、不動産経済アナリスト・西村和芳氏に、サブプライムローンと官製不況が及ぼす日本経済への影響、そして日本経済の将来についてお話しいただきました。

冒頭で西村氏は、
「今回は日本経済について、悲観論でお話をしたいと思います」
と宣言されました。
果たして、日本経済の見通しは明るくないのでしょうか。
zemi_reikai_08051901.JPG
アメリカに端を発したサブプライムローン問題の影響は今後もしばらく続くであろう、というのが西村氏の見解です。サブプライム問題はプライム部分に波及し、信用収縮からドル安を招き、相対的に円高となる。このことが原料の高騰、株安などにつながり、世界経済に影響を及ぼすことになった、ということです。
日本の経済成長は決して楽観できず、今年は1〜2%程度であろうとのことです。これは実際の消費の現場として、生活感としては「マイナス」に感じる程度ということのようです。
zemi_reikai_08051904.JPG

今回は日本経済の近い将来を占うお話とあって、活発なご意見が交わされました。
zemi_reikai_08051906.JPG zemi_reikai_08051905.JPG
zemi_reikai_08051908.JPG zemi_reikai_08051907.JPG
日本経済を救うカギは「インフレ」だろう。インフレを許容する経済環境を整えることが必要なのではないか。そんな意見が交わされました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 23:26 | コメント (0)

2008年04月21日

4月例会の感想

経営ゼミナール第339回例会が執り行われましたので、ご報告いたします。
zemi_reikai080421_01.JPG
今月は久々に銀行倶楽部に戻り、株式会社クレア代表取締役・町田典子氏に、創業以来25年で68店舗もの様々な飲食店を店舗展開されているその手腕について、お話しいただきました。

株式会社クレアの店舗業態は現在、喫茶店、そば屋、キャラクターカフェなど24種類あるそうです。それらがそれぞれ何店舗かのチェーンを形成し、68店舗を展開されておられます。
zemi_reikai080421_03.JPG
しかし、2店として同じお店はないそうです。すなわち、すべてのお店に独自の店舗作りを取り入れているのです。これには驚きました。ユーザーのニーズが多様化していることは昨今の時代の流れとして言われていることですが、それにしても全店舗に独自の工夫を凝らすことは生半可なことではないように思います。一体どのような狙いがあるのでしょうか。

町田氏は新たな出店を計画されるとき、次のことに留意されるそうです。
1.出店する街を必ずリサーチする(その街にまだない業態を出店)
2.大企業ではできないことを考える(その街にあった店づくり)
3.リピーターを増やすためのしくみ(ソフト面、口コミ、人への優しさ)

そこには、大手チェーン店の画一的なサービスでは真似のできないきめ細かな「ソフト」を提供したいという町田氏の夢が込められているように思いました。そこに、創業以来店舗を増やし続けることができる秘訣を垣間見ることができたように感じました。
zemi_reikai080421_02.JPG

町田氏は今後も新しい業態を提供し続けなければならないと、ご自身が背負う荷の重さをひしひしと感じておられるようでしたが、そのお顔は晴れやかで、とても頼もしいものでした。

最後に、質疑応答での町田氏のコメント。
「学ぶことは現場にある」
町田氏は毎月1回はすべての現場に顔を出されるそうです。68店舗あるのですから、これは大変なことです。
現場にお客さんがいて、そこにソフトがある。それを「心の目」で見ることだ。
町田氏の格言です。

現在もなお精力的に活動を続けていらっしゃる町田氏のバイタリティに感服しました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 22:59 | コメント (0)

2007年02月25日

本と出会うに登場します

山本代表が「本と出会う」に登場します 
 
東京放送TBS系列「本と出会う」30分番組に、前半は「フランスを救った日本の牡蠣」の著者として、後半は城野宏先生の「脳力開発のすすめ」の解説で山本代表が出演いたします。   

放映は以下の日時です。       

3月3日(土) CS「TBSバラード」11時30分
3月4日(日) BS「BS-i」7時30分、
         CS「TBSバラード」11時30分

投稿者 Master : 09:30 | コメント (0)

2007年01月27日

2006年活動記録


経営ゼミナール2006年度活動記録

2006年の活動記録を掲載いたします。
 
テーマ
講師
1月 時代とともに歩む経営ゼミナール 経営ゼミナール創始者
上田正臣氏
吉田経済ラボ代表取締役
吉田春樹氏
2月 小泉改革がめざした「この国のかたち」 (株)イムラ封筒監査役・経済アナリスト
北川宏廸氏
3月 今の時代を分析する
〜時代と触覚〜
(株)資生堂宣伝部常勤顧問
水野卓史氏
4月 曙ブレーキ工業(株)
会社見学
 
5月 時代の最先端の心を学ぶ
〜宮城県鳴子温泉一泊研修会
NPO法人家族のこころのケアを支援する会理事長
斎藤利郎氏
6月 日本の国際文化交流 独立行政法人国際交流基金文化事業部長
富岡順一氏
7月 見えない公害、電磁波はなぜ脅威なのか (株)テクノエーオーアジア代表取締役
増川いずみ氏
8月 お休み  
9月 2006年レバノン戦争 ジャーナリスト
重信メイ氏
10月 会社の整理と再生 村松喜平氏
11月 「ゼロ金利解除」について考える (株)イムラ封筒監査役・経済アナリスト
北川宏廸氏
12月 ゴルフ会員権の道ひとすじに (株)桜ゴルフ代表取締役
佐川八重子氏

投稿者 lefthand : 23:58 | コメント (0)

2006年08月02日

7月例会感想

7月の例会は、増川いづみ氏をお迎えして、電磁波とはどういうものか、果たして私たちの生活を脅かすものなのかを解説していただきました。
日本ではほとんど紹介されない電磁波の影響について詳説していただき、私たちはいかに電磁波について何も知らないかを知らされました。

一般に電磁波と呼ばれる「波」の中でも、超低周波が人体に影響を及ぼすことが様々な実験でわかっているそうです。影響というのは残念ながら悪い影響です。
携帯電話や家電製品が出す人口の電磁波の影響は今や「テクノストレス」という名前で私たちの日常生活を脅かし続けているのだそうです。寝た気がしない、イライラする、ドライアイ、耳鳴りがする、などなど、これらは電磁波に囲まれて生活している私たちの、現代病ともいうべき症状であるようです。このことは、私たち一人ひとりが正しく理解し、各個でできることはしていかなければならないと同時に、国としても情報開示と対策を行ってもらわねばならない問題だと感じました。

(田中達也記)

投稿者 lefthand : 13:40 | コメント (0)

2006年06月19日

6月例会の感想

日本の文化を世界に
日本は「文化パワー」のある国

今回は国際交流基金・富岡順一氏よりお話を伺いました。
世界の中で日本はどうやってその存在感を示せばよいのだろう、ということについて、国際交流の橋渡し役をされている同氏のお考えを伺い、ディスカッションしました。

富岡氏は、日本は世界に誇れる「3つのパワー」を持っていると述べられました。
1.軍事パワーを使わないパワー
日本は、実は国家予算における軍事費の割合が世界第4位の軍事大国なのです。軍備も他国に引けを取らないほど装備しているにもかかわらず、それを「戦争をしない」ために準備しているのです。ここが他国にない、唯一のパワーだということです。すばらしいことです。
2.経済パワー
これは説明不要でしょう。日本は経済大国になる道を歩み、現在もそうあり続けています。
3.そして、文化パワー
日本は世界に誇れる歴史と文化を持っているのです。
こういうエピソードがあるそうです。
中東の人が日本人の話を聞くとき、明治維新のことを聞きたがるそうです。理由は、明治維新は「革命」であるにもかかわらず、その時文化や伝統も同時に残した、どうやったらそんなことができるのか知りたいと言うのだそうです。
日本は世界に誇れる文化を持ち、世界の人がそれを認め、学びたがっているそいうことなのです。

にもかかわらず、日本には困った問題、いや課題があります。それは、「文化の空洞化」だと富岡氏はおっしゃいます。
日本は世界に誇れる文化があるというのに、それを私たちが認識していない、結果として世界に日本の文化を伝えることができていない、ということなのです。むしろ外国人の方が日本の文化に詳しいというケースもあるのだそうです。
政府が「VISIT JAPAN」と銘打って、もっと外国人が訪れる国にしようと宣言している今、私たちが外国人に日本の文化を語れるかということは、大きな課題ではないでしょうか。

山本代表のまとめでも触れておられましたが、日本の文化を語るということは、自身の文化を語ることではないかと感じました。私たちは日本に生まれ育ったという確定的事実を認識し、私たち自身や所属する組織=会社の文化・歴史を知り、伝えること、いわば「私の文化」を知り伝えることが、全体として日本文化を伝えることになりはしないでしょうか。

そんなことを感じた例会でした。
富岡先生、ありがとうございました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 23:49 | コメント (0)

2006年05月31日

香港で日本の温泉文化を紹介

当ゼミナールの会員でおられます、伊豆下賀茂温泉・伊古奈の女将、吉田様が香港で日本の温泉文化を紹介する講演と着物の着付け体験などのイベントに招かれ、女将の視点から日本文化を紹介されました。
吉田様がご活躍でいらっしゃいます、伊豆地区の女将による団体「THE OKAMI」は、世界に日本の温泉文化を紹介する活動と、そのために外国人を日本の温泉に誘客するための環境整備にご尽力されていらっしゃいます。当ゼミナールの代表・山本紀久雄氏も先日招かれ講演させていただいたことは既報の通りです。

日本文化は、マンガ、アニメなどをはじめ、世界に紹介され、高い評価を受けています。
温泉もまた、日本発の文化として世界中に認められ、世界の人々が訪れる場所になることを楽しみにしています。

港日文化交流—女将が伝える日本文化〜について
訪港:2006年4月19日〜4月22日
実施内容:
香港大学日本研究学科のご協力をいただき、大学内で女将の講演と実演(学生向け)。
第1部…女将が伝える日本文化。女将の一日紹介。長唄、DVD上映など。日本人のお風呂の楽しみ方(効能など、実際に温泉を配ったりする)。
第2部…日本研究学部の生徒向けのプログラム。日本の文化として、着物の着付け。桜の押し花しおりつくり−旅の思い出。
第3部…和菓子・つるし雛・折り紙作り。他に小唄、友禅染等で楽しんでいただく。

講演資料
『女将のおもてなし』
私どもは、伊豆半島の中央天城湯ヶ島と、半島の一番南、下賀茂温泉からまいりました。全国の女将のインバウンド組織「日本旅館国際女将会」と 伊豆の外客誘致団体「THE OKAMI」とが初めて、合同で日本の宿と温泉のおもてなしのアピールにまいりました。

日本の持っている、世界に誇れる資源のナンバーワンは、温泉だと思っております。
こんなにも癒され、効能があり、ひとたびいい温泉につかると、その体験は一生脳裏を離れないと思います。あふれる自然の中で入る温泉、近代施設の中で楽しむ温泉、近年とみにはやっている、健康増進媒体としての温泉…。こんなにも温泉が緑の中で密集し、お客様を癒している国もそうないと思います。
ある大先生が、現状の日本を称して「温泉鎖国」と銘うちましたが、温泉のよさと日本旅館を一人でも多くの方に味わっていただきたいと全員おもっております。

東京近郊の温泉地を、日帰りでなく、おかみの付加価値をつけて売っていこうという試みが、1988年より始まり、下賀茂温泉に白羽の矢が立ちました。女将に自由に企画を考えさせる初めての試みではなかったかと思います。連日おもてなしを女将同士で語り合いました。企画商品を生む苦しみをいやというほど味わいました。女将なんて古臭いと思っていたのに、いつの間にか女将の企画商品の売り上げが一番気になるように洗脳されてしまいました。この企画は、女将が、お客様と共有の時間を体験をしながら持つものでした。
そしてそれが、お客様にとって記憶に残る、お子様でしたら学校で誇れる、体験なのだと、お礼状を拝見するたびにこちらが感動しておりました。体験内容は、生花の小サージつくり、アロマキャンドルつくり、押し花のパウチ、絵手紙、炭アート、想いでのキーホルダーつくり、石絵などいろいろでした。宿の原点が、人と人のふれあいであると感じた日々でした。

北は福島、南は兵庫までの女将さんが、この日のために、心を込めてご用意した体験企画を、ぜひご覧になってくださいませ。
女将のお三味線と小唄の中、お雛様に囲まれてお抹茶のたて出しで幕があきます。
お昼のイベントは日本の象徴 桜の押し花を皆様に体験していただきます。
また、日本からお持ちした着物の着付けを皆様に体験していただき記念にしていただきたいと思います。
女性に人気の、美しくなる温泉水のデモンストレーションや、温泉の正しい入り方の
特別メニューは、温泉指導員の資格のある女将たちがご説明しますので、お聞きにならない手はございません。実際女将たちが、出発前直前に取ってきた温泉を、是非肌で感じてくださいませ。中には、口内炎なら一晩で治るような温泉も…。
夜は友禅染めなど、女将体験特別企画をご用意してございます。  
また、女将を知っているということは、旅館の上手な泊まり方ともいえると思います。出会いを大切にしない女将はいないと思います。

お客様に接する前のおもてなしと、お客様がいらしてからのおもてなし、どちらが比重かと問われますと、いらっしゃる前のほうが 顧客満足を高めるために何倍も知力も労力も使います。
調理部との打ち合わせは、旅館の鍵でもあります。
日々研鑽を積んでいる部署との話し合いは、真剣です。
客室係りとの話し合いは、業務向上のために重要で、根気強い客室訓練も、板長と共に行います。 
またアンケートは、一番大切なお客様との接点でもあり、近年とみに回廊とか古い建物に関心を寄せられる方が多いです。
玄関に打ち水をして、お待ち受けの花を飾り、篝火を炊いて、お迎えの準備が整います。
館内巡りツアーは、外人さんにシャッターチャンスが多いことから喜ばれますし、移動の時間にお客様の生のお声がお聞きできるので、これも次回のおもてなしに活用できます。
心から「ありがとうございました」と手をふって頭を下げられたときには、幸せを感じます。

「THE OKAMI」で、何度か外客向けのツアーを企画しているうちに、コンシェルジェの国際組織クレドールの会員の方と親しくなり、会の会合に出させていただいたり、ホテルのVIP向けのイベントに参加させていただいたり、交流が始まりました。 そこでホテルの方々の情報量の多さに驚き、旅館の立ち遅れ、おもてなしの範囲の狭さを感じました。一流ホテルの方々のときに応じたアドバイスやご送客は思ってもなかったことで、今でも深く感謝しております。そして今年、(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツさんの集中予約センター「ロイヤル・アクセス」との業務提携にこぎつけました。
ホテルと旅館と、思いを同じくして誘客・接客にあたり、ホテルにないおもてなしを
伊豆の宿は模索しております。

神話の半島伊豆に古くから伝わる歴史物語、親子代々受け継がれてきた文化、音楽、芸能、料理、それらを、遊びも含めて、より質の高いものとして残せるよう、時間をかけて作り上げ、旅館に泊まって感化を受けるものにまでなれば、今に生きる旅館の道があるように思えます。
そして 何十年も前に当館の前庭を造成された庭師の方に、なくなる寸前まで、伊古奈の庭の木は大きくなっただろうな…といわせる、何十年先までもを思いやって伊古奈を作っていただいた方々を大樹の陰で思い 尊敬し感謝するのです。

本日はありがとうございました。

投稿者 lefthand : 12:16 | コメント (0)

2006年05月19日

5月例会感想

5月の例会は、宮城県・東鳴子温泉で最先端の心を学ぶ研修を行いました。
5月の東鳴子温泉は、まばゆいばかりの新緑に彩られた絶好の季節でした。みずみずしい木々が私たちに活力を与えてくれるようでした。

早めに旅館に着くと、湯治のため長逗留されているお客様がいらっしゃいました。もう10日ばかり留まっておられるようでした。5〜6人で談笑されていたのですが、話によると別グループなのだそうです。湯治をしている間に仲良しになり、お互いに情報交換などされるようになるのだそうです。「ピア(仲間)」が形成されているのです。湯治場という旅先の特殊環境の中で生まれる心の変化が、こうした交流を生むのでしょうか。

  
このような清々しい環境の中、今回は「ピア・カウンセリング」というカウンセリング技能を学びながら、現代の「こころ」について考えました。
ピア・カウンセリングとは、「仲間同士のカウンセリング」という意味で、臨床心理士などが行う治療を目的としたカウンセリングではありません。職場の同僚や友人、家族といった、あるグループに属する仲間同士=ピア(peer)の中でのカウンセリングです。そして、ピア・カウンセリングの技能の基本となるのは「傾聴」なのだそうです。
傾聴はコミュニケーション技法なのですが、その本質は「相手の話を聴く」ことです。相手の話を聴くとは、相手が聴いてくれたと感じて、相手との信頼感が生まれる、人と人との絆をつなぐコミュニケーションの技能だということなのです。

研修後の懇親会の席で、妻が夫に離縁されないための100ヶ条という話題が出まして、その1位が「私の話を聴いて!」だったそうです。職場で、友人と、あるいは家庭で、私たちは相手の話を聴けているでしょうか。そんなことを考える機会をいただいた研修だったと感じました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 17:19 | コメント (0)

2006年05月12日

講演会の情報

経営ゼミナールの会員でいらっしゃいます、南伊豆・下賀茂温泉「伊古奈」の女将・吉田様よりご依頼いただきまして、当ゼミナール代表の山本紀久雄が講演をさせていただきます。
テーマ:「世界から見た日本の温泉業界への期待」
     ・・・日本文化と食育を通じて・・・

日時:2006年5月16日(火) 15:45〜17:00
会場:伊豆長岡温泉「三養荘」
   静岡県伊豆の国市ままの上270
講師:山本紀久雄
お声がけいただきましたのは、静岡県ホテル旅館生活協同組合の女性部、いわば「女将」の方々からです。女性部の皆様は「the OKAMI」という通称で、日本の温泉を積極的に世界に発信されておられます。
今回の講演は、世界からの視点で見た日本の温泉についてお話しいたします。
取り急ぎ、お知らせ申し上げます。

投稿者 lefthand : 20:38 | コメント (0)

2006年04月28日

4月例会:曙ブレーキ工業様からのお返事

4月例会「曙ブレーキ工業株式会社」見学の際の質問に対する曙ブレーキ工業様からのお返事

4月17日開催の、曙ブレーキ工業株式会社様への会社見学時に行われました質疑応答へのご回答を、ご担当の総務グループリーダー福島様よりいただきましたので、皆様にお知らせいたします。

Q.納三治さんの経歴

明治6年、瀬戸内海沿岸の岡山県裳掛村(もかけむら)に生まれ、同志社大学で学ぶ。卒業後、米国コーネル大学に留学。帰国後、堪能な英語力を活かして、ロイドの保険会社の代理店や、紡績機械の輸入業などに従事した。その後、造船技師を経て毛織事業を興し、軌道に乗せたが、関東大震災や工場火災などに遭う。その折、知り合いから「自動車のブレーキライニングの製造を試してみたらどうか」とのアドバイスを受け、曙ブレーキを立ち上げた。

Q.羽生に工場を作った理由

需要の激増により大工場設立を計画。工場の条件は、敷地約1万坪、男女の工員が集めやすく、賃金も比較的安く、東京本社工場(現高田馬場)から便の良い所というもの。そのころ、取引先の人から格好の土地があると勧められたのが、羽生。埼玉県の北端利根川に近く、東京から距離的には少し遠いが、織布加工で有名な行田に隣接し、工員集めには好適としてこの地に決められた。

投稿者 lefthand : 07:50 | コメント (0)

2006年04月24日

9月発表予定・重信メイさんからのメール

昨年9月、経営ゼミナールにて「パレスチナ問題の背景と行方」についてお話しいただいた重信メイさんに、今年も最新のパレスチナ情勢についてのお話を伺おうと計画しております。例会を9月14日(木)に設定し、お話しいただく予定です。

その重信メイさんよりメールをいただきましたので、号外として皆様にお知らせいたします。
先週パレスチナに取材に出かけられ、その結果が
報道特集(TBS・毎週日曜日17:30より放送)
の特集として放送される予定です。
その予告が昨日の報道特集の中で数分間放送されました。
特集の放送日は未定ですが、5月とのことです。

---------------------------------------------
■重信メイさんのメール
 ↓↓↓↓↓↓

先週5日間だけ急遽取材に行ってきました。パレスチナで起こっている変化、そしてハマス政権の行方を探りに行ってきました。
自分としては短い間でしたので物足りなかったですが、久しぶりにレバノンに行き、友達に会えて良かったです。
以下宜しくお願いします。


TBS報道特集−ハマスの取材

ハマスの最高幹部とのスクープインタビューが撮れました。

TBS報道特集で(17:30〜)番組の冒頭に取材の一部が放送されます。
これは本作の予告編でもあります。

本作は5月に入って1時間のレポートで放送される予定です。
見れる人は是非ご覧下さい。

重信メイ
Mei Shigenobu

---------------------------------------------

9月ゼミナールの予習として、ぜひご覧ください。
取り急ぎ、ご連絡申し上げます。

投稿者 lefthand : 01:15 | コメント (0)

2006年04月23日

4月例会の感想

曙ブレーキ工業見学会雑感

4月の例会は、埼玉県羽生市にある、曙ブレーキ工業株式会社様の会社見学にまいりました。
羽生駅に集合後、タクシーに分乗して曙ブレーキ工業に到着。会社の社屋としてはおそらく皆さん見たこともないような、全面ガラスのクリーンな外観と、白で統一された眩しいほどの社内にご参加の皆さん圧倒されていらっしゃる様子でした。

取締役用の会議室で会社概要の説明を受けた後、二班に分かれオフィス棟とミュージアム、そして工場を見学いたしました。
オフィス棟の見学では、まず400名一同が会するオフィスの広大さと、役職も含め全従業員が同じ机で働くというフラットな環境に感心することしきり。建物の特長やこのような環境にすることのメリットなどの質問が飛びかっておりました。
ミュージアムでは、一口にブレーキと言っても、その種類の多さに圧倒され、それに関わる技術の多彩さに舌を巻きました。そして、工場見学では、オフィスの先進なイメージとは一見対極をなすかのような職人芸的なブレーキパッドの製造工程に意外さを感じておられる様子でした。ブレーキパッドは鋳物であるので、材料の開発から配合、鋳固める温度と圧力と時間などが複雑に絡みあった生産管理は、機械の行き届かない、まさに職人芸でした。
見学終了後は、質疑応答で見学時の疑問を交わし、曙ブレーキ工業様をあとにしました。


曙ブレーキ工業様は、最新の社屋を構え、全従業員がフラットであるという最先端の組織システムを導入されています。一方、製造工場は、設備こそ最新のものではありませんが、職人的技術に裏打ちされたオンリーワンのノウハウを持ち、業界をリードされています。そして、これら最先端とオンリーワンを繋いでいるのは、人であると感じました。全従業員が部署や役職の隔てなくコミュニケーション出来るフラットな職場環境と、確固たる技術の蓄積。人を大切にする職場環境が、こんにちの曙ブレーキ工業様の快進撃を生む原動力になっているのだと感じました。

最後に、ご案内いただいたご担当者からフッと出た一言が印象に残りました。
「私たちは、お客様から『曙のブレーキをつけてくれ』と指名されるような会社になりたいんです!」
ああ、ここは自社の技術を愛し、お客様の命を預かるブレーキという製品に誇りを持って取り組んでいらっしゃるのだと、頼もしく思いました。
業界シェアナンバー1に裏打ちされた、人と技術を愛する精神を垣間見た気がいたしました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 15:29 | コメント (0)

2006年04月16日

経営ゼミナールがテレビに登場

経営ゼミナールが次の内容にてテレビで紹介されますのでご案内申し上げます。
説明役は経営ゼミナール山本紀久雄代表です。

1.テレビ局 東京MXテレビ(デジタルテレビ9チャンネル)
2.日  時 4月20日(木)22時30分から23時の間
3.番組名  脳力革命 〜脳力開発最前線〜

4.番組内容
世はまさに空前の脳ブーム。書店には関連本が山積み。あらゆるメディアで脳力開発プログラムが紹介されている。そんな中、脳力開発ビジネスに関わる三人(社)が登場する。
一つは脳力開発に関する出版が多い「きこ書房」、二つ目は「心の達人セミナー」の星屋氏、三つ目として「経営ゼミナール」が取り上げられました。

5.経営ゼミ
経営ゼミナールの紹介内容は、まず脳力開発・情勢判断学の創始者である城野宏先生を紹介し、次に経営ゼミナールを展開している内容、次いで今後の脳力開発が向うべき方向について山本紀久雄代表が解説しています。

 皆様、お時間が許されましたら御覧いただくと幸甚でございます。

投稿者 Master : 16:14 | コメント (0)

2006年03月21日

水野先生から学んだこと〜3月例会感想

水野先生の「触覚」は時代をクリエイトする魔法の杖
そして、「触角」は時代をキャッチする魔法のアンテナだった!


3月は資生堂宣伝部常勤顧問、水野卓史氏の発表でした。
現在も現場の第一線でご活躍でいらっしゃる水野先生のお話は大変興味深く、また、先生のクリエイティブに対する姿勢に大変感銘を受けました。クリエイティブは目に見える作品が全てではありますが、そこに秘めたコンセプト、メッセージ、ストーリー、ロマンなど、ひとつの作品を生み出すのにどれほどのことを考え、練って、構築しているかを知り、あらためて水野先生の頭の中の宇宙の深遠さに舌を巻く思いでした。

発表中、先生の作品を拝見する幸運に恵まれました。スゴイ・・・。ほとんど呼吸するのも忘れて見とれていました。私は投影機操作のため機器の近くでしゃがんで見ていたのですが、画面に映し出される強くて、優しくて、美しいストーリーに釘付けになってしまい、終わったとき立ち上がれませんでした。足しびれてたんです(笑い)。

今回の私なりのポイントは2つ。
1つは「触覚」と「触角」。
クリエイティブの現場で自分の感性の出力先となるのは、手であり「触覚」を司る器官です。クリエイティブとしてのスキルを磨くことは、この触覚を鍛えることに他ならないと思います。しかし、水野先生は触覚ばかりでなく、「触角」も使っておられたとおっしゃるのです。
先生は部署や職場が変わるたびに頭からニョキニョキと「触角」を伸ばし、情報を吸収するアンテナを張りめぐらし、環境に対応する作業をなさるのだそうです。ある環境に身を置けば、その環境用のアンテナが生えてきて、今まで自分の感性に引っ掛からなかった事象をキャッチできるようになるのです。
情報の入力端末である「触角」を常にピンと張り、脳を介して出力端末である「触覚」でクリエイトする。一つひとつの器官を鍛え上げることもさることながら、この一連の流れが見事にリンクされて初めて心に残る作品が生まれるのではなかろうかと感じました。

2つ目は、水野先生が質疑応答の場面でおっしゃったことです。
・むずかしいものをやさしく
・やさしいものを深く
・深いものを面白く
このプロセスを経て本物のクリエイティブが生まれる。
この言葉、感動しました。
むずかしいと分かってもらえない→やさしいだけでは忘れられてしまう→ズシッと胸やお腹に響く深いもの→深いだけでは受け入れられない→ウィットに富む、ユーモラスなど面白いものでなければならない、ということなんです。

このことは、これからの私の表現活動の指針にしたいと思います。水野先生、ありがとうございました。

投稿者 lefthand : 19:59 | コメント (0)

2006年02月05日

山本代表の著書を題材にしたテレビが放映されます

 代表の山本紀久雄氏が2003年に出版しました「フランスを救った日本の牡蠣」を題材に、テレビ朝日で、宮城の牡蠣が世界を席巻したという内容でフランス、アメリカ、カナダをロケをしたテレビ番組が放映されます。
【放送日】2月5日(日)14:00〜15:25
【番組名】「遥かなるオイスターロードの旅」
【放送局】テレビ朝日
【出演者】森公美子、きたろう、岸朝子、金子昇
     山本代表が詳しくフランスについてお教えしたそうです。
誰も書かなかった牡蠣についての本が、三年たち四年目に入って、本が一人歩きして、成長していく姿に山本代表自身が驚き、素直に感動をされています。
ぜひ、2月5日(日)には、テレビ朝日をご覧いただきますよう、ご案内申し上げます。

投稿者 lefthand : 10:00 | コメント (0)

2005年10月23日

フランス牡蠣取材

経営ゼミナール代表の山本紀久雄氏の著書「フランスを救った日本の牡蠣」(小学館スクウェア 2003年)に話題が集まっています。
11月19日(土)のテレビ朝日「ポカポカ地球家族」でフランスの牡蠣を取り上げることになり、その中で展開される牡蠣についての話題を「フランスを救った日本の牡蠣」から求めるために山本紀久雄氏が取材を受けました。
フランスは「生でしか牡蠣を食べない」など詳しい実態に、テレビ朝日スタッフが驚嘆した山本紀久雄氏の博識でした。

もう一つは東北放送です。宮城県の牡蠣がフランスに渡ったドラマをつくるため、「フランスを救った日本の牡蠣」を参考にし、撮影取材場所も同書内容を参考に選定し、現在フランスロケを行っております。当然、ロケに行く前には山本紀久雄氏から情報を受けて出発いたしました。

フランスの文化としてフランス人が大事にしている牡蠣文化、それを知ろうとすると山本紀久雄氏著書「フランスを救った日本の牡蠣」が、最も全体像を伝えているとの評価を受けている次第で、経営ゼミナールのトピックスとしてご案内しました。

投稿者 Master : 13:09 | コメント (0)

2005年09月09日

ぬりえの不思議を解明する「ぬりえ文化」9月1日発刊


身近すぎて誰も知らなかったぬりえの不思議。
そのすべてを解き明かす世界初のぬりえ読本。

え?エ!?絵!常識をぬりえかえるぬりえの世界
このぬりえの不思議を経営ゼミナール代表で、山岡鉄舟研究家の山本紀久雄氏と経営ゼミナールの事務局で、ぬりえ美術館館長の金子マサ氏が解明。

ぬりえは、誰もが遊び、知っているのに、大人になるとすっかり忘れてしまう、不思議な遊びです。
そんなぬりえを研究しようと志し、ぬりえの収集をし、研究をして、ぬりえを楽しむ子供や親たちとの交流を続けているうちに、日本でも世界でも初めての、ぬりえ美術館を開館することになりました。
 そして早3年、そのぬりえの研究の成果をまとめた本『ぬりえ文化』が9月1日に発売されました。ぬりえの歴史、ぬりえの現状、そしてぬりえをすることが日本の新しい文化創造に大変に役立つものだという、ぬりえの未来まで書かれた、世界で初めてのぬりえの専門書です。

この本をきっかけに「ぬりえ」に対して、関心を高めていただけたらと、願っております。
 ぬりえを子供文化、児童文化、そして日本の文化としていくために、これからも収集ならびに研究を重ねて、その成果を発表していきたいと思っております。


■『ぬりえ文化』は、ぬりえ美術館、または全国の書店でお求めいただけます。
■お近くの書店にない場合は、以下の内容を伝え、ご注文ください。
 書名:『ぬりえ文化』
 著者名:金子マサ・山本紀久雄
 出版社名:小学館スクウェア
 定価:1,500円(税込)
■また、書店が遠い場合などは、クロネコヤマトのブックサービス
(電話:0120-29-9625)へご注文ください。
 *代金引換でご利用いただけますが、送料210円(税込)がかかります。

投稿者 Master : 00:27 | コメント (0)

2005年06月12日

経営ゼミナール山本代表が鳴子温泉にて講演


2005年6月8日、日本対北朝鮮のワールドサッカー大会本大会出場を賭けた試合があった、ちょうどその時間帯に、宮城県鳴子温泉「鳴子ツーリズム研究会」主催の勉強会で、経営ゼミナール代表の山本紀久雄が「温泉の未来戦略」というテーマで講演し、講演後も日本対北朝鮮の試合に負けずに熱いディスカッションを地元の方と行ってまいりました。
講演の内容は「これからの温泉地は個としての旅館・ホテルの努力だけでなく、地域としての方向性・戦略を確立すること」であり、ご参加の方から強い賛意を受けたわけですが、その実現には厳しい実態があることも事実で、その問題点もディスカッションいたしました。
この日は河北新報の記者や地元ラジオ局のアナンサーも参加し、県会議員、市会議員の方も入って温泉の未来戦略を語り合いました。

 翌日の9日の朝8時30分から9時30分まで、タイミングよくNHKが鳴子特集番組で、女優の河上麻衣子が紹介役で放映されました。これを見ていますと鳴子温泉地域の魅力がたくさんあり、それをNHKが一時間も取り上げたというところに、鳴子温泉地域に対する評価があると思い、それを世界中の人々に十分に伝えていない現状に対して、NHKが激励しているのではないかと思ったほどでした。

 この後、車で鳴子温泉の鬼首地区に行きまして、地獄谷と日本一の間欠泉を見ました。静かな山間の川渕から温泉が自然湧出している姿、それがここ鳴子温泉にあります。無理に地下を掘り起こして温泉を汲み上げなくても、鳴子温泉地域には多くの源泉が自然湧出している。これが日本の温泉の原点と感じまして、これらの自然湧出源泉を活用している実態を、「日本の文化」として世界に伝えることが必要と強く感じた鳴子温泉での講演でした。

投稿者 Master : 17:07 | コメント (0)

2005年03月28日

「笑う温泉・泣く温泉」がトップ売れ筋となる

「笑う温泉・泣く温泉」がトップ売り筋となる

■経営ゼミナールの代表の山本紀久雄著の「笑う温泉・泣く温泉」は昨年末に小学館スクウェアから出版されました。

■この「笑う温泉・泣く温泉」が、紀伊国屋のBookWevでの最近一ヶ月の売れ筋でトップとなりました。温泉専門書としての分野です。

■読者からも読後感が届き始め、日本とヨーロッパの温泉比較が具体的によく分かるということと、この本によって「ヨーロッパの温泉治療」の実態が詳しく分かったという声でした。

■また、フジテレビの日曜七時半から放映されている「報道2001」の黒岩祐治キャスターからも「参考になった」というハガキが届きました。

投稿者 Master : 11:14 | コメント (0)

2005年03月21日

住宅情報連絡会で山本紀久雄代表が講演

住宅情報連絡会で山本紀久雄代表が講演

2月23日、経営ゼミナール正会員である「郡山サッシセンター」の佐藤富雄社長(写真)主催で、同社会議室において「住宅情報連絡会」が開催され、ここに経営ゼミナール代表の山本紀久雄が出席いたしました。keizemi0502sato200_s.jpg
住宅情報連絡会とは、郡山サッシセンター(福島県郡山市香久池1-8-6)と、ご関係のある企業を中心に、毎月15社から20社の出席で数年前から開催されているものです。
23日も盛況で、郡山近辺の企業だけでなく、仙台からも来られて、お互い自社の状況について実態報告と意見交換を、活発に率直に展開されていました。

同業関係企業の勉強会ではありますが、この住宅情報連絡会では、お互い忌憚のない情報連絡が交わされ、具体的・実践的で直ぐに役立つ場となっていることに、強い感銘を受けました。
景気の踊り場ということで、手探りの難しい経済状況が続いている、このような時にこそ前向きに意見交換できる勉強会がありますと、そこで入手できる実態情報と的確なお互いの交換指摘によって、経営を進める上で大きな成果が得られることになります。
ご参加の方に感想をお聞きしましたが、毎月出席することで「自社の方向性を再確認できる」というご意見が多く、混迷の時代の中で経営判断を誤らない情報ネットワーク体として、この住宅情報連絡会が大きく貢献していることを確認いたしました。

なお、住宅情報連絡会終了後に、山本紀久雄から「現在の経済状況とこれからの日本の進路」というテ-マで皆さんに講演申し上げました。
時代がどのような方向性に向かっていて、それへの戦略構築はどうあるべきか、それらにつきまして日本と外国との比較や、他社や行政で行われている事例をもとにお話いたしました。

経営ゼミナールは毎月の銀行会館で開催される例会だけでなく、山本紀久雄が各企業にもお伺いし、様々なご相談や、今回の郡山サッシセンターにおける住宅情報交換会のような機会に、情勢判断学に基づいた時流研究家としての見解をお話し申上げますので、こ希望がございます場合は経営ゼミナール事務局にお申し込みいただきたいと思います。

投稿者 Master : 14:40 | コメント (0)

2005年03月08日

フランス牡蠣

経営ゼミナ−ルのパリの農業祭視察で、フランスの生牡蠣を堪能しました。フランスの主なる六ヶ所の牡蠣養殖海域がコ−ナ−を展示し、そこで生牡蠣を無料で食べさせてくれます。牡蠣の隣にはワインコ−ナ−があり、そこで白ワインの試飲をしますから、生牡蠣でお腹を壊す心配はありません。白ワインは消毒作用があるといわれています。農業祭なのに海のものも山のものも機械類も出展されています。入場料は12ユ−ロ、140円換算で1680円。これで牡蠣もワインも食べ飲み放題とは安いものです。お菓子もパンの試食もあります。とにかくフランス中の産物が出展されている一大フランスイベントです。

フランスの牡蠣といえば、経営ゼミナ−ル代表の山本紀久雄氏の著書「フランスを救った日本の牡蠣」(小学館スクウェア−1500円)が参考になります。フランス牡蠣養殖主要6ヵ所海域を訪問し、実際の養殖方法から食べ方や牡蠣文化について詳説していて、面白く楽しめる本です。

この「フランスを救った日本の牡蠣」をご希望の方に経営ゼミナ−ルから進呈申し上げます。牡蠣関係のお仕事の方も含めて、牡蠣好きの方にお勧めする逸品本です。
お申し込みは info@keiei-semi.jp にお願いいたします。郵便番号、住所、氏名、明記願います。 

投稿者 Master : 17:19 | コメント (0)

2005年03月06日

笑う温泉・泣く温泉が月刊ベルダに書評掲載される

経営ゼミナ-ルの代表である「山本紀久雄」が昨年末に出版した「笑う温泉・泣く温泉」小学館スクウエア(2000円)が、会員制の月刊誌「ベルダ」三月号の73頁に書評が掲載されましたのでご案内いたします。

書評の中に「日本の温泉改革の試みの一つとして、本書は貴重な提案書であり実態報告書となっている」と書かれているように、温泉地発展戦略論としての内容が評価されています。

  ベルダ誌 http://www.kkbestbook.com 

投稿者 Master : 17:35 | コメント (0)

パリ農業祭とゲランドの塩視察

経営ゼミナ−ルでは、2月28日にパリで開催されている農業祭の視察、それと3月1日にはブルタ−ニュのゲランドの塩産地を視察しました。グロ−バル化の時代、フランスは国家政策でブランドづくりを行っていて、その秘密の一つとして今回で114回開催となっている農業祭、それと一時は塩産地として壊滅的な打撃を受けながらも蘇ったゲランド、その実態について調査してまいりました。
調査内容はこの経営ゼミナ−ルのホ−ムペ−ジで後日公開いたします。多くの方が日本のブランドづくりという視点から関心をお持ちいただきたく希望いたします。経営ゼミナ−ル代表 山本紀久雄

投稿者 Master : 16:20 | コメント (0)

2005年02月11日

脳を鍛えるセミナーに山本紀久雄氏が登場

現代の社会的重大問題として自殺がある。2003年度3万4427人。人口が二倍の米国人自殺は3万1655人。自殺死亡率にすると日本は米国の倍以上。イギリス、イタリアの3倍前後。ドイツの1.5倍。
フランスの1.3倍に相当する。
また、2004年以降、集団自殺が頻発している。

この状況要因を「脳の仕組を理解しないから」と説くのが、経営ゼミナール代表の山本紀久雄氏である。
「脳力開発」を首唱した城野宏の愛弟子である山本紀久雄氏、同氏が長らく研究し実践している「脳を鍛える方法」を全日本健康倶楽部セミナーで公開する予定。なお、山本氏は全日本健康倶楽部の理事長でもあります。セミナーの開催要領は以下のとおりです。ご関心ある方のご参加をお待ちしています。

第30回NPO東京健康倶楽部 記念例会 
(心の健康)シンポジューム(免疫懇談会・田中栄養科学研究所 共催)

 「現代のストレス社会をどう生きるか」
司会 冨澤 穣(東京健康倶楽部 理事長)
第Ⅰ部 基調講演 『メンタルヘルス(心の体操)の必要性』
久保田 浩也氏(メンタルヘルス総合研究所 代表)

第Ⅱ部シンポトーク ー悪いストレス良いストレスとはー
コーディネーター 蓮井 昌雄(東京健康倶楽部 会長)
パネラー 
 酒生 文弥氏(NPO 免疫療法懇談会 理事長、僧呂)
田中 聖英氏(田中栄養科学研究所 代表、医学博士)
山本紀久雄(NPO 全日本健康倶楽部 理事長、作家)

【期 日】2005年3月17日(木曜日)14時〜17時
【場 所】渋谷駅前 みずほ銀行会議室
【参加費】1,500円(一般 2,000円)
【定 員】60名(定員になり次第締め切ります)
健康で、明るく、楽しく、心豊かに 東京健康倶楽部
お申し込みはfamily-k@nona.dti.ne.jpFAX047-441-7784蓮井   DZJ03253@nifty.ne.jp FAX047-726-8372 冨澤迄

投稿者 Master : 15:14 | コメント (0)

2005年02月10日

大人のぬりえブームを4人が斬る!日経トレンディー3月号

日経トレンディー3月号「不思議ヒットを斬る」「ぬりえ」に、経営ゼミナールの事務局をされているぬりえ美術館館長の金子マサ氏が登場しました。

「大人のぬりえ」の人気について、12月2日のNHK首都圏ネットワークのテレビにつづき、日経トレンディーが斬りました。

大人のぬりえブームを4人の識者が斬る!
杏林大学医学部精神神経科教授 古賀良彦氏
ぬりえは脳をバランスよく使う。ほどほどの創造力が、ストレス解消に効果的。

ワーカホリックス代表取締役 柏木 篤氏
気軽に有名アーティストとのコラボレーション気分を楽しめる。参加型アートのひとつ。
http://www.lammfromm.jp/

学研 幼児教育研究所主任研究員 加藤 信巳氏
絵に自信がなくても、作品ができる「達成感」が人気。手ごろな生涯教育ツール。
http://www.gakken.co.jp/

ぬりえ美術館館長 金子マサ
団塊世代には懐かしく、若者には新鮮な遊び。ぬりえの楽しみは世代を超える。

「たかがぬりえ、されどぬりえ」様々な効用があるのです。
団塊世代が定年にはいる2007年問題にも活用できるぬりえではないでしょうか?

投稿者 Master : 17:24 | コメント (0)

2005年01月19日

例会出席者の感想

経営ゼミナ−ルの正会員の鈴木信男さんから、1月例会の内容について、次のような感想をいただきましたのでご紹介します。

「全体として、銀行業界の状況について認識の変更を迫るもので、『眼からうろこ』であり、又、不良債権処理について、ビジネスモデルの革新を伴う動きであったかどうかで、勝ち組、負け組に分かれる、との指摘はきわめて新鮮である。
ただ、そこで示されたコーポレートバンキング(インベストメントバンキング)についてのモデルは、欧米では従前から取組んできたコンセプトであり新味は無く(日本の銀行も取組んできたが、この間、不良債権処理に追われ、時間を空費したと言える)、日本型のビジネスモデルを構築した、わけではなさそうだ。加えて、そうした分野に必須のエクイティ関連業務については欧米金融機関とノウハウの蓄積にかなりのギャップがあり、残念ながら、グローバルに復権したとは言い難い、のではなかろうか」

今回は発表者の北川宏廸氏から整備された資料がありましたので、実りあるディスカッションが出来ました。鈴木信男氏と同じ見解をのぺられた方もおられました。鈴木氏のご見解はその通りです。銀行が不良債権処理でようやく終わった段階、そのタイミングに今回のような提案がなされ、確かにグロ−バルに世界に伍していくためには、今後の課題が大きく残っております。銀行業界の更なる努力改善を大いに期待したいと思います。皆様からもご投稿お待ちしております。山本紀久雄

投稿者 Master : 10:03 | コメント (0)

2005年01月18日

常識を変えた1月例会

1月例会は経済アナリストの北川広廸氏による「銀行再編成・どうなる2005年の金融情勢」でした。北川氏が毎月掲載されている『月刊ベルタ』の掲載記事を引用して、詳細にぶな席結果を報告してくれました。結果はアッと驚くものでした。

そのアッと驚く内容は、今までの常識と異なる見解であったからです。それは、メガバンクのなかで東京三菱銀行が最も優良で信用があると、世間一般が認識しているのですが、それがどうも雲行きが怪しくなったのです。2004年9月期中間決算数字からそれがはっきりと読み取れるのです。
また、出席した銀行関係者や格付け機関の幹部もその事実を認める発言が相次ぎました。
ということは、知らない間に銀行間の中で変化がおきているという事実です。銀行は個別に決算発表していますが、その個別の情報はマスコミで報道されます。しかし、その個別情報を横に並べて比較するということは行わないのです。比較してみれば一目瞭然です。優勝劣敗の潮目が2004年の9月期中間決算だったのです。三菱東京銀行が「負け組み」となった事実、それを判明してくれた一月の例会でした。例会の詳細は経営ゼミナ−ルの記録(会員のみ閲覧可能)で確認願います。

投稿者 Master : 09:37 | コメント (0)