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2005年01月19日

例会出席者の感想

経営ゼミナ−ルの正会員の鈴木信男さんから、1月例会の内容について、次のような感想をいただきましたのでご紹介します。

「全体として、銀行業界の状況について認識の変更を迫るもので、『眼からうろこ』であり、又、不良債権処理について、ビジネスモデルの革新を伴う動きであったかどうかで、勝ち組、負け組に分かれる、との指摘はきわめて新鮮である。
ただ、そこで示されたコーポレートバンキング(インベストメントバンキング)についてのモデルは、欧米では従前から取組んできたコンセプトであり新味は無く(日本の銀行も取組んできたが、この間、不良債権処理に追われ、時間を空費したと言える)、日本型のビジネスモデルを構築した、わけではなさそうだ。加えて、そうした分野に必須のエクイティ関連業務については欧米金融機関とノウハウの蓄積にかなりのギャップがあり、残念ながら、グローバルに復権したとは言い難い、のではなかろうか」

今回は発表者の北川宏廸氏から整備された資料がありましたので、実りあるディスカッションが出来ました。鈴木信男氏と同じ見解をのぺられた方もおられました。鈴木氏のご見解はその通りです。銀行が不良債権処理でようやく終わった段階、そのタイミングに今回のような提案がなされ、確かにグロ−バルに世界に伍していくためには、今後の課題が大きく残っております。銀行業界の更なる努力改善を大いに期待したいと思います。皆様からもご投稿お待ちしております。山本紀久雄

投稿者 Master : 2005年01月19日 10:03

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