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2008年05月19日

5月例会の感想

経営ゼミナール第340回例会が執り行われましたので、ご報告いたします。
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今月は、不動産経済アナリスト・西村和芳氏に、サブプライムローンと官製不況が及ぼす日本経済への影響、そして日本経済の将来についてお話しいただきました。

冒頭で西村氏は、
「今回は日本経済について、悲観論でお話をしたいと思います」
と宣言されました。
果たして、日本経済の見通しは明るくないのでしょうか。
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アメリカに端を発したサブプライムローン問題の影響は今後もしばらく続くであろう、というのが西村氏の見解です。サブプライム問題はプライム部分に波及し、信用収縮からドル安を招き、相対的に円高となる。このことが原料の高騰、株安などにつながり、世界経済に影響を及ぼすことになった、ということです。
日本の経済成長は決して楽観できず、今年は1〜2%程度であろうとのことです。これは実際の消費の現場として、生活感としては「マイナス」に感じる程度ということのようです。
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今回は日本経済の近い将来を占うお話とあって、活発なご意見が交わされました。
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日本経済を救うカギは「インフレ」だろう。インフレを許容する経済環境を整えることが必要なのではないか。そんな意見が交わされました。

(田中達也・記)

投稿者 lefthand : 2008年05月19日 23:26

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