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2013年03月22日

2013年3月20日 隣の国・韓国・・・(下)

AMAMOTO・レター
環境×文化×経済 山本紀久雄
2013年3月20日 隣の国・韓国・・・(下)

犬の躾

昨年12月20日号でお伝えした内容ですが、毎朝夕、リード(紐)を持ってビーグル犬の散歩をさせている。ところが、この犬、あちこち勝手に動き回り、飼い主の思うようには動かない。犬に引かれて善光寺参りである。犬の散歩をしている同類の方々、殆どが同様で、日本の犬は躾と礼儀が欠けている。ところが、欧米の犬はとてもよく躾されている。

この写真は昨年11月に乗ったドイツのICE特急列車内で見た実際の犬の姿である。若い女性が、車内でパソコンを操作している足元に、犬がリードなしで、静かに吠えもせず座って、こちらを見ている。自宅のビーグル犬とは大違いのお利口さんで、感動ものなので、許可を得て写真を撮らせて頂いたが、日本ではリードによる手綱さばきが必要で重要条件である。

これと同じ体験を再びした。3月11日、ボストンからサンフランシスコに移動するUNITED AIRLINES機内のこと。三人座席が並ぶ窓側と中央席に若い中国系男女が座り、当方は通路側である。6時間という長時間フライトなので通路側に座った。ボストン空港を出発して一時間程度経ったとき、突然、窓側の男性膝の間から白いモノが出てきて、それが動く。アレっと思い見つめると、ブルッと頭を振ってあくびする。犬だ、とびっくりする。吠えもせず、鳴きもせず、水も飲まず、ずっと大人しく6時間過ごしている。これにも感動し世界標準の犬の躾はこうなのかと、再び思った次第。

韓国人と日本人、躾の違い
 
日本人と韓国人とでは、顔かたち、体つき、同じく東南アジア人であるから概ね90%部分で似ている。しかし、残り10%は全く異なり、その中でも「考え方」としての躾は大きく違っているので、意見は合わない。その実態を語るのが呉 善花教授である。

呉 善花(オ・ソンファ)拓殖大学国際学部教授の見解

呉 善花教授は流暢な日本語を操るが、時に「濁音」表現で誤ることがあるので、「呉・ゴ」「善花・ゼンカ」とは称さずに、日頃は「オ・ソンファ」という名前で通していると最初に紹介された。
呉 善花教授は元韓国籍で日本に帰化、日本では知日派でとおり、韓国では親日派=「売国奴」として扱われていて、韓国へは入国禁止措置を受けたりしている。韓国漢字復活論支持者でもある。
その呉 善花教授が述べられた内容は以下の通り。
①朴槿恵大統領は親日ではない。父が日本との親密な関係があった朴正煕元大統領の娘なので親日派と、日本でいわれているようだが、全くの誤解。

②朴正煕元大統領は元日本陸軍中尉で日本名は高木正雄で、現在の韓国軍隊を日本式でつくった人物。

②だが、反日教育はこの朴正煕元大統領から始まった。

③反日教育の中味は、日本人=野蛮人=未開人

⑤新大統領の補佐役でナンバー2の女性は、日本に二年間留学し、韓国で本を書いた。タイトルは「日本は無い」。300万部という大ベストセラーになった。

⑥この本の内容は、日本と韓国の違いを述べ、日本人の野蛮性を追求している。

⑦例えば、靴の脱ぎ方。日本人は靴を脱いで、出口の方に揃える。したがって揃えるときに体を曲げる。これをねじると表現し、だから、日本人の「心はねじれている」と証言する。韓国では出口に向かって揃えるのは「早く帰れ」という意味になる。

⑧食事で日本人は左手でお椀を持って食べる。韓国では左手は使わない。右手のみ。また、お椀を直接口に持っていく。これは犬食いであり野蛮人。

⑨初対面で親しくなると、すぐに腕を組み、親しさを強調するのが韓国流。親しい中に礼儀なし。それをしない日本人は冷たい人種だ。

⑩親しくなった人の持ち物は自分が使ってもよい。お金でも食べ物でも何でも。日本人はその習慣がない。親切心がない。一方、韓国人は人からお金を借りる、盗るとの区別がつかず世界で一番詐欺事件が多い国。

⑪韓国女性は、冬のソナタのヨン様のような、なよなよした俳優は好まない。強い男性に憧れる。ヨン様を好きな日本人は弱い人種だ。

⑫韓国人が鍋料理を食べる際、右手でスプーンを持って直接鍋の中に入れてとり、そのまま食べる。また、鍋の中でスプーンをかき混ぜる。これは鍋を囲む全員が行う。日本人から見ると異常風景だが、韓国人から見ると、日本の鍋料理で取り皿が使われるのは異常風景となる。

⑬また、口の中で食べ物を噛む際、なるべく音を立てることが流儀。美味くなる。日本人は取り皿を使い、音をたてない。

呉 善花教授の結論的見解

 いかがですか。今まで韓国に旅行された方もたくさんおられるし、韓国籍の人と友人関係方も大勢いると思われるが、以上の呉 善花教授が述べた内容をご存知でしたか。
 呉 善花教授は結論的見解として次のようにまとめられた。

①韓国は儒教の国である。そこから考えると、中国は「お父さん」韓国は「長男」日本は「弟」となる。したがって、この序列を守るべきというのが韓国人の心象風景であって、心のなかに強くもっている。儒教的価値観から考えるとこれが当然の結論となる。

②したがって、竹島なぞの小さい島なぞは、当然に弟なのだから兄に渡すべき。それよりもっと寄こせと実は言いたいと思っている。日本は島がたくさんあるのだから。

③それなのにしつこく竹島を返せと主張する。大体、日本人はやることが細かすぎる。だから小日本人といわれるのだ

④韓国人は、竹島だけでなく、当然、対馬も韓国のものと思っていて、今は土地を買いあさっている

⑤結局、兄として弟に求める行為は当然であるという思考であり、この考え方を逆にみれば日本に甘えている思考ともいえる。

⑥韓国人の理想は、働かないでお金が入ってくること。豊かな親戚、友人を多く持って、その人達からお金を借り集めて暮らす。いかに多くのお金を借りられるかがステータスになっている。

⑦だから、中国、韓国との話し合いでの解決は不可能。距離をおくことだ。

⑧日本は過去に侵略されたことのない世界でも極めて恵まれた国。だから「話し合いで解決できる」と考えるが、世界の他国は違うのだ、ということを日本人は理解しないといけない。

比較の基準を変えれば判断が異なる
 
ある事実・現象を判断しようとする場合、立場の違いで判断結果が異なっていく。つまり、判断とは、ある立場を基準にとして、物事を評価することであるといえる。

 算式でいえば次のようになる。(事実・現象) ÷ (立場=基準) = 判断結果

呉 善花教授の韓国分析・説明を聞いていると、韓国人は日本人を侮国化している。しかも、その侮国しようとする基準の中味が、儒教的思想から発しており、日本人の発想法とは異なるので、お互いの批判内容を話し合いでは理解し得ない。したがって、呉 善花教授の提言通り「話し合いでの解決は不可能」と判断した方がよいことになる。

3月11日の東日本大震災二周年追悼式に、140カ国もの諸外国代表出席の中、中国と韓国が欠席した。中国欠席の理由は明確で「台湾が出席するから」である。
だが韓国欠席理由は「事務的なミス」という不可解なもので明確でない。だが、呉 善花教授が述べることが、間違いなく韓国人の底流意識にあり、それらが心中の壁となって出席できなかったのではないか。そうならば韓国との国際交流は今後も難しいだろう。以上。

投稿者 Master : 2013年03月22日 09:35

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