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2013年02月07日

2013年2月5日 判断とは基準の持ち方で決まる(上)

YAMAMOTO・レター
環境×文化×経済 山本紀久雄
2013年2月5日 判断とは基準の持ち方で決まる(上)

アズビルazbil㈱藤沢テクノセンター

 家の建て替えの省エネ対策として、「屋根据置型太陽光発電」「エネファーム」「LED照明」等を採りいれたので、最近、特に省エネに関心を持っている。
 そこで、企業についても検討してみようと、アズビルazbilグループの藤沢テクノセンターを訪問してみた。

ここは昨年、「㈱山武」から「アズビル㈱」に社名変更している。そのAzbilとは、automation・zone・builderの略。意味はオートメーション(automation)の技術によって、グループ理念のキーワードである安心・快適・達成感のある場(zone)を実現(build)することを表しているという。

訪問したアズビル藤沢テクノセンターは、アズビル㈱グループの中で「省エネモデル事業所」と位置付け、身近なアイデアを駆使したユニークな省エネ対策から、先端技術を駆使した省エネ対策まで幅広く対策を展開していて、そこで得られた「省エネ」に関する技術・ノウハウを公開し、併せて、希望者に省エネ工場見学会を開催している。

見学会によって自社の省エネレベルの判断が出来る

アズビル藤沢テクノセンターの説明と工場見学は、次のように開催される。

まず、省エネに関するプレゼンテーションとして「.藤沢テクノセンターにおける省エネ取組みと事例紹介」「オフィス空調の省エネとエネルギーの把握」「空気で省エネの実例と制御方法」を説明受け、その後工場見学(実際の省エネ現場)して、その事例を見る。

約二時間、いずれも要領よい説明と見学、とても参考になり、成程と思った次第。省エネは時代の方向であり、身近な課題であり、家庭でも採りいれる必要があり、皆さんに見学されることをお薦めしたい。

特に、企業には最先端事例に加えて管理システムが参考になり、これを基準にすると自社の現状省エネレベルが判断できる。まだ、見学していない企業は行かれるよう推薦する。
 
藤沢駅にはエスカレーターがない

 アズビル藤沢テクノセンターの最寄り駅は藤沢である。JRさいたま新都心駅から赤羽乗り換え、赤羽からは湘南新宿ライン、横須賀線、東海道線を通るが、乗り換えなし一本で行ける。所要時間1時間30分。随分便利になったものだと実感する。

 藤沢駅には今まで何回か行っているが、久し振りに降りてタクシー乗り場に行くと、ハイブリットのプリウスが待っていて、運転手さんに聞くと一昨日入庫したばかりというので「そうですか。新車ですか」と乗車し、気持ちよくスタートしたが、駅前から左道に入って、すぐに止まってしまう。

渋滞というより、前にバスがいて、向こうから乗用車もバスも来るので、お互いにすれ違うのが苦しいほどの道幅、当然に歩道はなく、歩く人にも気をつけないといけない。したがってスピードは出せない。結構時間がかかる。

 アズビル藤沢テクノセンターの見学を終えて、帰りも藤沢駅までタクシーを利用した。途中の窓から見えるマンションは立派で、ショーイングが上手なショップ等、多分、所得の高い層が住んでいるだろうと運転手さんに聞くと、頷く。

 にぎやかな駅前で車から降り、JRの改札口は二階であるので、さて、エスカレーターはどこかと探すが見当たらない。では、エレベーターがあるだろうと見るが分からない。

 湘南と呼ばれる地域の中で、最大の人口(約42万人)を有する藤沢市であり、JR、小田急、江の島電鉄が乗り入れている駅であるから、機能面で進んだ駅づくりをしているのではないかと思ったが、高齢者には厳しい階段だけがやたら眼につく。

 あちこち歩き回ってみて、エレベーターは階段途中から設置されていることを確認したが、やはりエスカレーターはない。

みどりの窓口のお嬢さんに確認すると「エスカレーターはありません」と明解。

さいたま新都心駅と藤沢駅の比較

 仮住いの最寄り駅「さいたま新都心駅」に戻って、ホームから二階改札口までエスカレーターで上がる。エレベーターもある。

 改札口から仮住まいマンションまでは、傘が要らない屋上屋根付き歩道橋がつながっているし、階下の道路まではエレベーターとエスカレーターが各所に配置済みで、 先ほど利用した藤沢駅とは随分異なる。

 毎日のように利用していると、この実態が当たり前となって、別に特別な感覚は持たなかったが、さいたま新都心駅を基準にして、藤沢駅と比較すると、その便利性が優れていて、高齢者にやさしい駅ということが判断できる。
 
海浜幕張の公民館での講演

 先日、NPO法人フォーラムパートナーズ主催の会合で講演を行った。会場は海浜幕張の公民館である。NPO法人フォーラムパートナーズは以下の目的で設立されている。

「『国際化って何?』を議論する場として、JICA から世界の途上国に派遣された専門家集団を母体に、海外で又国内で国際交流・国際協力活動を行うNPOとして平成14年に結成、一般の人の参加を促し、平成16年2月に特定非営利活動法人の認可を受けました」。

ここの主催者の方が、YAMAMOTOレターを見られて、講演につながったわけで、内容については、国際化の事例中心に約二時間というご依頼であった。終了後、数日して、講演記録としてホームページに次のように掲載されると連絡をいただいた。

●山本紀久雄氏(経営コンサルタント・ライター)による講演会「話して分かる時も分からない事もある。そこから方向性を導き出すことが国際化」を開催した。

●山本さんは毎月「山本レター」発信しており、外国と日本の習慣、価値観、倫理観などの違いを分析したレポートを配信している。その為今回の講演には千葉県下のみならず東京から、また、他の機関からも大勢参加した。

●今回はそのレポートの延長として、日仏企業合弁でのやりとり、日本と外国の観光ガイドの違い、カキ養殖と牡蠣料理の違い、香水に関する日本と外国の背景と価値観の違いなどを分析、市場における国際化を解析して、日本は世界で最も豊かであるという結論を述べている。

●当NPOは途上国の事象には精通している専門家もいるが、山本さんは主として欧州の体験から説明がなされているので、新鮮であり、価値観の違い等比較でき、今後の国際交流、国際協力、技術協力の活動にヒントをもらい参考となった。

●今後出来たら日本で考える豊かさ、欧州で考える豊かさ、物質に頼らない例えばブータンなどの豊かさの比較検討をして頂き次回に繋げたい。

講演して反省したこと

 NPO法人フォーラムパートナーズでは、講演前に例会が開催されていて、その記録を拝見すると、以下が論議されていた。

●キルギス共和国との20周年を記念した催し。
●ホームビジットとして、中国人、バングラデシュ人、パキスタン人と懇談。
●ナイジェリア、マリ、セネガル、リベリア、トーゴ、ガーナ、ペナン、コートジボワール、ブルキナファソ、ギニアの催し。
●トーゴ大使館表敬とイベント申し入れ。

事前にJICA組織が関係していると分かっていたので、一応の理解をしてお伺いしたのだが、例会記録を見るといずれも訪問したことのない国々である。ビックリすると同時に反省した次第。

つまり、聞く側は途上国滞在経験関係者であるから、話す方は「欧米プラス途上国」という判断基準で講演ストーリーをつくるべきだった。主催者から「新鮮だった」という評価をいただいてはいるが、全ての判断は基準の持ち方で変わるというのがセオリーである。このセオリー実践が今回の講演では不十分と、海浜幕張の公民館で反省した次第。以上。

投稿者 Master : 2013年02月07日 08:37

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