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2009年12月02日

【号外】ミシュラン掲載への方策を見つけた!!

ミシュラン掲載への方策を見つけた!!

12月20日・21日開催
「ミシュランガイドに日本の優れた温泉を紹介するための戦略研究会」

10月、別府・鉄輪温泉の、ミシュラングリーンガイド日本版で三つ星を獲得したひょうたん温泉に視察に行ったことは既報しましたが、そこで分かったことは、ミシュランが三つ星に選んだ日本の温泉は、すべて共同浴場だということでした。

ここに、欧米人と日本人の温泉利用の根本的な相違があったのです。習慣の違いが見解の相違に繋がっているのです。ということは、日本の温泉のほとんどを占める、旅館の施設としての内湯温泉は評価されるのが難しいということになります。このことは大変残念なことです。そこで、3,000余りある日本の温泉をミシュランに評価してもらう方策を立てることが必要になるのです。

先日、経営ゼミナール代表・山本紀久雄がパリで、ミシュラングリーンガイドと、アシェット社のブルーガイドを編集したリオネル氏に会う機会を得ました。
そこで山本代表がひとつの方策を提案したところ、「それはグッドアイディアだ」と評価されました。リオネル氏は「さっそくミシュラン社とアシェット社に話してみよう」とも発言されたそうです。
この方策について、伊豆天城湯ヶ島温泉・白壁荘を題材に検討してみたいと思います。

この研究会は、温泉に携わる方々はもちろん、欧米人に日本へ観光に来てもらいたいと希望されている企業とその関係者、また、欧米と取引のある企業の皆様にとっても、グローバル化への道筋を検討するよい機会です。皆さんで、山本代表がリオネル氏からお墨付きを得た方策について、伊豆天城湯ヶ島温泉で一泊しながら検討してみませんか。

会場となる白壁荘についてご紹介します。
白壁荘は、昭和29年創業の温泉旅館です。宿名の由来ともなった白い壁と赤い屋根瓦の落ち着いた佇まいは、訪れた人をほっとさせます。
白壁荘は民話と民芸をテーマに、旅館全体がデザインされています。館内のあちこちに民芸の飾り付けがなされています。それらが日本人の心の中にある古里を感じさせてくれます。お部屋も、あまんじゃく、石楠花屋、藤六など、部屋ごとに異なるテーマでデザインされています。まるでなつかしい古里に帰ってきたかのようです。
温泉は、2つの露天風呂が特徴的です。ひとつは、巨石風呂。大きな一枚岩をくりぬいて浴槽にするというユニークなお風呂です。脱衣所を抜けて巨石風呂に向かうと、見上げるような巨大な石に圧倒されます。階段をのぼって頂上の浴槽へ入ります。ふたつ目は、巨木風呂。樹齢1200年の大きな木の浴槽です。浴槽の中が木の丸さに沿ってくりぬかれているので、少し寝そべるような格好で入ります。
食事は、郷土料理を中心に海の幸山の幸と、名物いのしし鍋に舌鼓を打ちます。天城の名産、わさびも絶品です。
白壁荘は、昭和の文豪が定宿にした旅館でもあります。井上靖、木下順二、曽野綾子、三浦朱門など名だたる作家が白壁荘に逗留し、作品を執筆しました。白壁荘から紡ぎ出された作品は何と400冊以上。文人が愛し、数々の名作を生みだすための空間が、ここにはあるのです。

日本を欧米にアピールする端緒となる今回のミシュラン戦略研究会に、たくさんのご参加お待ち申し上げます。

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投稿者 lefthand : 2009年12月02日 23:01

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