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2010年03月26日

2010年5月例会の予告

5月は17日(月)に森野榮一氏をお迎えし、銀行会館で開催いたします。
森野榮一氏は、以下のプロフィール通り多彩な活動を展開されておられます。山本紀久雄も何回かお話をお聞きし、示唆に富む内容にいつも刺激を受け、5月ゼミナールへご登場していただくことになりました。

(森野榮一氏プロフィール)
経済評論家、ゲゼル研究会代表、日本東アジア実学研究会会員。1949年、神奈川県生まれ。國學院大學大学院経済学研究科博士課程修了。著書は、『商店・小売店のための消費税対策』(ぱる出版)、『エンデの遺言』、『エンデの警鐘』(共著、NHK出版)、『だれでもわかる地域通貨入門』、『なるほど地域通貨ナビ』 (北斗出版) など多数。1999年、NHKBS1特集「エンデの遺言」 の番組制作に参加。その後、町づくりのアドバイスや地域通貨の普及活動に努めている。

なお、森野氏のご紹介を兼ね、清話会ブログに書かれた一部を転載致しましたので、ご参考にされますようお願いいたします。

「一息入れて流れゆくニュースを反芻してみる時間が週末には欲しいが、仕事が入ればそうもいかない。じぶんの中ではあぶくのように消えていく。しかし妙に心に残る言葉があるものだ。

信用不安に苦しむギリシャを扱ったニュースをみていて、3月1日付けのニューヨークタイムスのオピニオ欄に載ったイマヌエル・ウォラースタインの議論、「ギリシャの混乱、世界大の混乱」にあった言葉である。
>>>関連リンク

それは、チキンゲーム。
二台の車がお互いの車にむかって同一線上を激走する。衝突を回避しようとして先にハンドルを切ったほうが負けで臆病者ということになるという。簡単に言えば度胸試しである。

「起こっていることは世界的なチキンゲームである。誰もが誰が最初にひるむか見守っているようにみえる。誰かがミスを犯すだろう。」

確かに、投機筋はソブリン・リスクを囃してきた。どの国も、金融・経済危機から経済を救済しようとすれば、国家は多額の債務を引き受けることになる。いわば救済劇を通して民間債務は国家債務に付け替えられていく。金融危機発生以降、世界中で巨額の経済刺激策をとって各国が手がけてきた経緯そのものが、どうもチキンゲームにみえてしまう。

以下省略。続きは清話会ブログでご参照願います。
>>>清話会ホームページ
>>>清話会ブログ

当日は森野氏から最近の経済状況分析に基づく国内外のご見解をお伺いします。5月例会にもご期待賜りますようお願い申し上げます。

投稿者 lefthand : 2010年03月26日 08:18

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