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2006年05月24日
経営ゼミナール6月定例会(319回)ご案内
6月の経営ゼミナールは、銀行倶楽部に戻りまして、6月19日(月)に開催いたします。
発表者は、独立行政法人国際交流基金の富岡順一氏です。富岡氏には、昨年3月にフランスのブランド戦略について発表をしていただきまして、大変好評でした。
富岡氏はその後、(株)資生堂を退職され、4月より独立行政法人国際交流基金の文化事業部に勤務されています。独立行政法人国際交流基金のご経験から、「日本の国際文化交流」について発表をしていただきます。
1980年代に「ジャパンアズナンバー1」といわれ経済が好調なときに、余りにも経済やハード面ばかりの日本の進出に、文化的な顔が見えず日本には文化はないのかと批判された時期がありました。その後バブル崩壊、失われた10年の時期を経て、文化性が再び問われるようになりました。
現在では、国際的に文化的な面での日本人の活躍が目立つようになりました。例えば、北野武の映画の人気。直近ではイタリアの第10回ガリレオ2000賞の文化特別賞を北野武が受賞しました。又、蜷川幸雄のロンドンでのシェークスピアのロングラン公演、宮本亜門のブロードウェイ初の東洋人演出家かつトニー賞ノミネートなど、日本人の作品に、高い評価が海外で与えられるようになりました。
和食も人気となっています。従来のてんぷら、すき焼きだけでなく、大衆的な焼き鳥、ラーメンなどがニューヨークやパリに店舗を構え、現地の人たちが好んで食べています。
更にアニメやマンガの人気があります。テーマ性や構成、心理描写などで進化をつづけるマンガは、mangaという日本語がそのままに使われ、国際的に認知され、国内外の美術館でも展示テーマに取り上げられています。
グルーバル化の中で活躍していくためには、経済的な優位性だけでなく、世界の中における日本がどのような国であるのか、より良く理解されることが大切ではないでしょうか。
そこで、今回は、富岡順一氏をお迎えして、文化は外交の手段となることができるのか、日本における国際文化交流について、日本の国際交流を支援する現場から、国際文化交流の現状、未来について発表していただきます。
6月の経営ゼミナールのご参加をお待ちしています。
略歴
1949年8月 神奈川県生まれ
1974年3月 慶応義塾大学商学部卒業
1974年4月 (株)資生堂入社
1980年6月 資生堂ヨーロッパ(フランス)駐在
1994年2月 資生堂インターナショナルフランス副社長(フランス)
1996年6月 (株)ピエール・ファーブル・ジャポン
商品開発部ゼネラルマネージャー
2000年4月 外務省在仏日本国大使館一等書記官(広報文化担当)
2002年6月 (株)ピエール・ファーブル・ジャポン社長
2005年3月 (株)資生堂退社
2005年4月 独立行政法人国際交流基金文化事業部入社。現在に至る
■日時:2006年6月19日(月)
6時集合(食事を用意しています)
6時15分より山本紀久雄代表の時流講話
経営ゼミナ−ルは6時半開始8時半終了予定
■場所:東京銀行協会ビル内 銀行倶楽部 4階3号会議室
千代田区丸の内1−3−1 Tel:03−5252−3791
東京駅丸の内北口より徒歩5分(皇居和田倉門前)
■テーマと講師:
「日本の国際文化交流」
独立行政法人国際交流基金 文化事業部
富岡 順一氏
■会費:オブザーバー参加の方は、当日会費として1万円をご用意下さい。
■お申し込み:
当ホームページの「例会参加フォーム」よりお申し込みください。
http://www.keiei-semi.jp/zemi_reikai.htm
■問い合わせ
出 欠:編集工房 代表 田中達也
電 話:048−229−2122
FAX:048−473−7293
その他は金子 ぬりえ美術館内(03−3892−5391)まで問い合わせ願います。
投稿者 lefthand : 2006年05月24日 18:00