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2005年05月04日

ゲランドの塩が生み出す塩味スイーツが流行のきざし

日経新聞4月30日(土の「はやりを読む」で、塩味スイーツがで特集されていた。
日本では、甘いものに隠し味に塩をつかうのは珍しくないが、フランスでは塩を必要とする菓子はあまりないという。しかしフランスにも例外があった。それがブルターニュ地方だ。「ガレットブルトンヌゲランド」などがそうで、甘さと塩味がほどよいバランスで、どちらの後味も印象に残るそうだ。
塩味スイーツが流行る下地となったのは、2002年4月の塩の輸入と販売が完全に自由化されたことにがある。これにより国内外の「自然塩」が目立つようになったのだそうだ
自然塩は精製度が高い普及品の塩にくらべ、うまみを醸し出すとされるミネラル分が多い。
最近流行の塩味スイーツには、ブルターニュのゲランドの塩やシチリア産、ボリビア産の塩が使われているそうだが、ゲランドの塩は、カルシウム、カリウムの量は日本の食塩に含まれるものより、はるかに多くうまみが多いとある「フランスの塩は味がソフトで、しょっぱさ加減が柔らかく菓子に使いやすい」そうである。
ゲランドの塩がお菓子の世界でも新しい風を起こしているようだ。

お菓子にも使えるゲランドの塩の味は、その製法から生まれている。自然塩といっても作られ方は様々。ゲランドならではの製法がその旨味を作っているのである。その製法の秘訣を来年は視察予定である。お楽しみにしていただきたい。

投稿者 Master : 2005年05月04日 15:42

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