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2005年04月21日

経営ゼミナール7月例会は愛知万博視察・・・その五

■一日あたりの入場者数の現実

4月20日現在179万人の入場者数。一日平均6.6万人。期間目標1500万人達成のためには、一日8.1万人が必要ですが、それに対して81%の達成率です。少しずつ増えていますが、まだまだ期間目標達成までには黄色信号です。

■問題は過去の流れの中にある

どうして黄色信号なのか。その要因をつかむには遡ることが必要です。すべての発生要因は過去からの流れがあり、その流れの中に原因が存在する。うまくいかないのは、今の問題もあるが、今の問題を招いているのは過去の出来事、それは人間の行うことですから、担当する人間が考えてきたことに原因があるのです。その一端を前回の「その四」で少し述べましたが、この経緯を日経新聞が上手に整理していますので、それを今回はご紹介いたします。

■日経新聞2005年3月25日「愛知万博特集」から

「愛知万博の開幕までには幾多の紆余曲折があった。名古屋五輪の招致失敗後、地域振興の切り札として愛知県が万博構想を打ち出したのが1988年。97年にモナコで開いた博覧会国際事務局(BIE)総会で愛知万博の開催が決まった。
しかし、99年には同県瀬戸市の会場候補地で絶滅の恐れがあるオオタカの営巣を確認。自然保護運動の高まりもあり、翌年、隣接する同県長久手町の青少年公園が主会場に。2001年には万博協会の最高顧問だった作家の境屋太一氏が、会場拡張案などが通らないことを理由に辞任するなど、ドタバタ劇もくり返した。
この間、問われ続けてきたのは『今、なぜ、万博なのか』。愛知万博ではその解答を世界に向けて発信するためにも、次世代の社会モデルを示し、『お祭り』で終わらせない成果を出すことが求められている」

これが日経新聞の記事内容である。含蓄に富んだ内容であり、これに基づいて次回もいろいろ検討してみたい。

投稿者 Master : 2005年04月21日 11:46

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