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2005年04月01日

経営ゼミナール7月例会は愛知万博視察・・・その三

■開幕一週間入場者は426,089人
3月25日開幕となった愛知万博は、3月31日までの一週間入場者は426,089人となった。これは一日平均68,554人になる。これをどう評価するか。

■目標は1500万人で一日平均8.1万人
愛知万博の入場者目標は1500万人、開催日数は185日であるから、単純に割り算すると一日平均8.1万人となる。
この8.1万人に対し、実際の入場者数は6.9万人であるから、目標比85%となっている。
一般的には、開幕のタイミングに人は集中する傾向があると思われるので、この一週間の実績は「今後の集客に不安を残す」結果と判断できる。

■ドイツのハノーバー万博は赤字1100億円
2000年に開かれたドイツのハノーバー万博の入場者は、前回のYAMAMOTOレターでご案内したように、当初の計画人数4000万人に対し、40%の1600万人だった。したがって赤字は約1100億円となって、これはドイツ政府が負担した。
愛知万博は「環境博」という同じテーマであることから、ハノーバー万博の実績を参考にすると共に、海上(かいしょ)の森の開発中止で会場を縮小したこと、この二つの要因から当初計画の2500万人を1000万人下げた計画にしたという背景がある。

■結果はどうなるだろうか
次回は愛知万博が縮小された経緯もお伝えしますが、開幕一週間の実態から目標が達成できるかどうか。その視点から検討してみます。

投稿者 Master : 2005年04月01日 15:23

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