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2010年11月22日

2010年11例会の実施結果

2010年11例会の実施結果

11月は15日(月)に、嘉悦大学教授 高橋洋一氏をお迎えし、銀行会館で開催いたしました。

テーマは「 日本の財政・金融政策 」でしたが、高橋洋一氏は講演の出だしにおいて、現状の菅内閣政治における矛盾点と、事業仕分け実施の構造的問題点などについて、ご自身が内閣府で活躍した経験から説き起こされましたが、なるほどと思う内容ばかりでした。

また、今の日本経済の最大の課題は「デフレ」であり、この解決が最も重要で、そのためには金融政策を思いきって変化させることが必要であるとの持論を展開されました。

さらに、名目成長が4%を達成すれば、消費税アップも必要なく財政再建が可能ということについても、シンプルに分かりやすく平易な言葉で解説され、これまたなるほどと思った次第です。

高橋洋一氏のような経験豊富で数学的頭脳から発する経済アプローチ、これを何故に日本の政治家は活用しないのか。そのことへの疑問が湧いた11月の例会であり、さすがに「小泉・竹中改革」の司令塔として、様々な改革を実現し、2007年には国民の富「霞が関の埋蔵金」の存在を暴露し、一躍脚光を浴びた論客であると再認識した次第であります。

説得力ある講演を展開されました高橋洋一氏と、ご熱心なディスカッションにご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

11月経営ゼミナール定例会は、367回に渡る定例会の最後を飾るにふさわしい内容であったと思います。

投稿者 Master : 2010年11月22日 14:26

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