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2010年08月22日
2010年7月例会の実施結果
経営ゼミナール7月例会は12日(月)に、日本女子大学非常勤講師の佃為成氏をお迎えし、銀行倶楽部で開催いたしました。
テーマは「予知」で、元東京大学地震研究所准教授であられ、研究分野は「地震学」「地震予知論」の専門家という立場から発表いただきました。
地震の分野において予知するというと、ナマズが暴れたとか犬が吠えたとか、何かカンとか超常現象的なことなどと混同して扱われているが、予知とはそういうものではなく、ある事象において、何らかの「サイン」が発せられているのをキャッチし、そこに「考える」ことを加えて成り立つのが「予知」。
ですから、地震でいえば、地下から発する地震の前兆現象、すなわち地下からのサインをキャッチし、それを過去のデータや経験と照合し、これから起こることを前もって知ること、これが予知となります。
今の時代は「不安」がキーワードになって、これが日本や世界全体を覆っています。この「不安」に対する対策の第一は、物事で「不意打ち」をくわない事です。予測していない事件・問題が、不意に、突然に襲いかかるという事が、人に対して最も怖がらせ気持ちを不安にさせるので、日頃から事前の「予知」行動という事に目配り配慮が大事で、人生の生き方にも適用できるものだと、佃氏は論理を展開され、その通りと納得いたしました。
ご発表いただいた佃為成氏と、活発なディスカッションを展開のご参加の皆様に感謝申し上げます。
投稿者 Master : 2010年08月22日 09:50