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2007年09月23日

「ガラスを通して環境問題を考える・・・興亜硝子社見学」

経営ゼミナール ワンポイントレッスン 2007年9月10日
「ガラスを通して環境問題を考える・・・興亜硝子社見学」
興亜硝子㈱代表取締役社長 出井龍彦氏
 

今回訪問いたしました興亜硝子㈱で、工場見学し、出井社長からレクチャーを賜り、同社が発行されたVIN一号誌をいただきました。
このVIN一号誌の中で出井社長が語られている言葉、それが興亜硝子社のすべてを表現していると思いまして、皆様にご紹介いたします。 


『ここ数年を振り返ると、特に「お得意様との商談」「国際展示会への参加」「上海の工場幹部との打ち合わせ」など海外渡航の機会に恵まれ、「空の旅人」となり、また多くの方々との「一期一会の出会い」がありました。そしてその「旅」や「出会い」のたびに、わずかずつではありますが沸々と心に去来し、濾過され、心の底に凝縮されてきた「ある思い」が形を整えてまいりました。
 それは「ガラスへの深い思い」に他なりません。
 この「ガラスへの我々の思い」は「ガラスのデータベース」のような形で少しずつまとめ、折に触れてお得意様の来訪時などの機会を捉え細々とではありますが紹介させていただいてまいりました。
 折りしも、当冊子の発行により「我々のささやかな思い」である「ガラスの本当の値打ち」を、そして「ガラスの良さ」を、国内のみならず世界の方々にお伝えできる機会を持てることになりました。まだ小さな試みの一歩に過ぎませんが、近い将来大きな喜びに変わるものと確信しています。
 そして「大地の恵み」ともいうべきこの「天然材料」をもっともっと生かせたら、それは真に「ガラスの復権」と呼ぶにふさわしい、新たな時代の息吹となることでしょう。東洋にあって、4000年を超えるガラスという「人類の遺産」を受け継ぎ、生業としてきた私たちの「ささやかな願い」でもあります。
 今や「環境問題」は人類共通の喫緊の課題ですが、この冊子では「ガラス容器」とともにその歴史、またさまざまな分野での活用状況などをご紹介しながら「ガラスへの思い」への共感を高めてゆきたいと考えています』

 出井社長のガラスへの想いがつまった内容であり、このように自らの事業に対する愛情があってこそ、世界の化粧品ガラス容器トップメーカーという実績企業に成長されたと判断いたします。
 すべての行動の原点に、理念・想い・愛情が絶対要件で、これが持続的経営成長への条件であることを改めて認識させられた今回のゼミナールでした。
 なお、VIN一号誌のご要望はゼミナール事務局までご連絡願います。
以上。

投稿者 Master : 2007年09月23日 11:17

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