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2006年12月21日

2006年12月18日 株式会社桜ゴルフ代表取締役 佐川八重子氏

2006年12月18日 株式会社桜ゴルフ代表取締役 佐川八重子氏

佐川社長のお顔は、ご存知の方が多いと思います。ゴルフ業界では著名人ですし、ご趣味も広く深く、多方面でご活躍されておられます。

今回は「ゴルフ会員権の道ひとすじに・・・三ゴの趣味(ゴルフ・囲碁・小唄)に憩う・・・」のタイトルでご発表いただき、最後には「日欧青少年囲碁親善大会」開催意図について、また、佐川師匠から小唄「主さんと」のお稽古があり、大変明るい楽しい雰囲気のゼミナールでした。

この明るい楽しい雰囲気は、佐川社長がお持ちのキャラクターから生れたと判断いたします。佐川社長は21歳でゴルフ業界に入り、26歳で桜ゴルフを創業され、創業当時から10年は女性だけの会社で、女性ならではのキメ細かく親切丁寧な対応によって、順調な経営実績をあげられてきました。しかし、その後に訪れたオイルショックとバブル崩壊、これはゴルフ業界に最も大きな打撃を与えましたことは、よく知られている通りです。
実は、今回特に、佐川社長からお聞きしたかったことは、この経済環境激変にどのように対処され、素晴らしい今日の企業をつくられたか、ということでした。

率直に実態を語られる内容をお聞きしているうちに、やはり佐川社長は経営セオリーを踏んでおられると判断いたしました。
経営には多くのセオリーがあり、そのセオリーを駆使されることが重要ですが、セオリー駆使には二通りあると思います。
一つは多くのセオリーを集積化し多面的に駆使することです。二つ目は絞り込んだ一つのセオリーを駆使することです。どちらも有効ですが、佐川社長のケースは二つ目の「絞り込みセオリー駆使」と思います。

佐川社長は、自ら先頭に立った経営実践の中で体得された事例を、分析し、集積しているうちに、最も大事と思われるもの、それは「企業理念」と思いますが、ここに辿り着かれたのだと思います。佐川社長は「ゴルフ屋からの脱皮」ということを「創業36年を迎えて」で強調されています。
若くして飛び込んだゴルフ業界で、いろいろご苦労があり、様々な問題がある中で行動しているうちに、「ゴルフ屋からの脱皮」という使命感、これは理念の構築という分野になり、セオリーになると思いますが、それをつかみ、そこから桜ゴルフという企業を常に見つめなおすという経営手法、この展開と継続が多方面から支持され、激烈競争のゴルフ業界で持続的成長をしている最大要因ではないかと思います。以上。   

投稿者 Master : 2006年12月21日 17:34

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