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2007年01月27日

2007年正会員募集のご案内

2007年正会員募集のご案内

謹啓
 今年も残すところわずかとなりましたが、皆様におかれましてはお変わりなくご活躍のことと存じます。
 当経営ゼミナールも12月で324回を迎えることができます。この長きに亘り経営ゼミナールを開催出来ましたのも、偏にご参加の皆様方のご支援、ご鞭撻によるものと、謹んで御礼申し上げます。
 つきましては、以下に2007年の経営ゼミナールの企画方向性をご案内申し上げますので、ご検討いだきまして、来年の正会員にお申し込み賜りたくご案内方々お願い申し上げます。

時代への考え方
 今の時代は「風景」が変わりつつあります。まず、五年間に亘った小泉政権によって、「政治の風景」が変わりました。派閥の力を消滅させ、族議員を凋落させ、公共事業を減らし、経済を正常化させる道筋をつくりました。
 それを受けた安倍政権は、しっかりした経済への復活正常化と、教育・年金問題など社会システムの諸問題解決を行うため、「経済の風景」「社会の風景」変化を起そうとし、そのために様々な改革を実行していくものと予測されます。それは確実に企業経営が質的変化を求められていくことになると思います。
それが今の時代であると思います。

ゼミナール展開三つの方向性
この風景変化の時代に対応すべく、経営ゼミナールは2007年度、以下の三つの方向性の視点を持って展開してまいります。

1.経営現場実態をつかむ
 自社の現場がどのような実態で動いているか、その把握のために有効なのは、他社の現場を視察し、その眼で改めて自社を見つめなおすことです。そのお役立てに07年も現場視察を展開してまいります。
 一つは静岡県南伊豆町下賀茂温泉「伊古奈」さんへの一泊訪問です。「伊古奈」さんは昨年出版された「The World's Finest Spas 世界の素晴らしいスパ」、この本は世界の著名56ヶ所、中にはフランスでサミットが開催されたエビアンも掲載されていますが、日本では唯一「伊古奈」さんだけが選ばれました。
 これは環境・設備の素晴らしさもありますが、日頃から世界の優良顧客を獲得するために、世界に向って積極的なアプローチをされている活動の一貫が認められたものです。少子高齢化社会の客減少対策として、日本企業が目指すべき方向を先取りしている事例実態を、現場で学びます。

 次は裁判員制度です。三年後の平成21年(2009)に、日本国民の義務としての司法参加がスタートします。この事にあまり関心を示さない傾向がありますが、すべての人が義務付けられ、裁判員に選任されますと、如何なる理由を述べても拒否は出来ず、経営者であっても社業を理由に拒否できず、裁判が終わるまで裁判所に通うことになります。ということから事前に刑事裁判とはどのように行われているか、実際に裁判所で刑事裁判を視察し、東京地裁から説明を受けることで、「社会の風景」が変化する方向を学びます。
 この他にも、時代の変化に対応し活躍されている企業を訪問視察いたします。

2.世界から日本を見る
 アメリカのブッシュ大統領によって始めた「テロとの戦い」は、アフガニスタン攻撃、イラク戦争へ展開し、その結果は両国とも治安は一向に安定せず、返ってテロ危険は世界各地に広がっています。出口の見えないアメリカの戦い方に、世界の人々の不安がつのっているのが現実の姿ですが、その背後にイスラエルの存在があるのは事実です。
 今まで二年続いてアラブ社会について重信メイ氏から解説受けましたが、来年はイスラエル人経営者「マイケル・オージック氏」お迎えし、イスラエルの立場からの解説を受け、多角度に世界を見つめたいと思います。

 経済面では、日本はいつの間にか「国民一人当たり総生産GDP」で中進国に成り下がりました。日本はルクセンブルグ、ノルウェー、アメリカ、アイルランド、デンマーク、カナダ、スイス、オーストリア、ベルギーなどの後塵を拝しています(2004年)。
 あの貧乏がトレードマークだった島国アイルランドが、欧州に面する地形を活かして成長したことを評価すると同時に、アジア大陸に面している日本も、アジア諸国との関係で成長因子をつかんでいく必要があります。
 そのためにアジア諸国で成功するためのノウハウを学ぶため、アジア実態に詳しい専門家をお迎えする予定です。

3.時代の動向分析
 時代の動向分析として、様々な分野の専門家や実務家、経営者の方に登場いただきます。また、代表の山本紀久雄が、来年は毎月世界各地に出張いたしますので、毎月の時流講話とYAMAMOTOレターで、世界の動向分析結果をご報告いたします。
 加えて、来年も3月3日より開催のパリ農業祭視察を行いますので、ご参加の方を募集いたします。食育にご関心ある方は必見の内容です。

 このように2007年度も経営ゼミナールは、皆様の経営の現場に役立つ場として活動してまいりますので、正会員へのお申し込みをよろしくお待ちしております。

                              謹白

正会員のお申し込みはこちらからお願いします。

投稿者 lefthand : 2007年01月27日 23:59

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