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2006年02月28日

3月例会のご案内

3月の例会は、3月20日(月)に開催いたします。

3月は、日本宣伝広告デザイン分野の第一人者で、日本宣伝賞・山名賞受賞者であり、現在株式会社資生堂宣伝部の常勤顧問であられます
水野卓史氏に発表いただきます。

水野卓史氏は、1960年代〜70年代に株式会社資生堂の宣伝部で活躍されました。MG5、ブラバス、ビンテージ、タクティクスなど男性化粧品のキャンペーンを覚えている方が大勢いらっしゃることでしょう。
そして47歳で独立され、デザイン事務所として独立し、田崎真珠、福武書店(ベネッセ)、久光製薬、ヤマハ㈱などの様々な分野で活躍をされてきました。

この度、昨年72歳を期に、資生堂から再び宣伝部の常勤顧問として迎えられることになりました。
どうしてこのような人事が起こったのでしょうか。

日本では、年齢によって仕事に従事する制限を加えることが通常です。しかし、今回の水野卓史氏の事例は、この慣例年齢制限を打破した、画期的な事例であると思います。
また、ヒトの年齢と美的創作センスとは関係がないことを証明した事例です。
水野卓史氏が所有されている何かが、今回の資生堂宣伝部常勤顧問を誕生させたのです。

その所有されていたのは何か。それは水野卓史氏が、ご自分の生き方の中に、常にもっている、ブレない、一貫した考えのセオリーをお持ちであるからです。
このセオリーがどんな時代環境においても、職場環境においても通用し、その結果として輝かしい活躍を残さすことができた、バックボーンであります。このセオリーを、ご自分の行き方にも、宣伝広告デザインにも発揮されてこられ、更に素晴らしいことは、このセオリーが一貫して時代の流れ、背景と合致していたのです。
時代とセオリー、このことを実証した水野卓史氏から、水野卓史氏が関った宣伝広告デザインを通じて、72歳にして活躍を続ける秘訣を発表していただきます。
美的創作センスの生涯現役実践のご発表です。どうかご期待を賜り、多くの方々のご出席をお待ちしております。


 
1.日時 平成18年3月20日(月)
  6時集合(食事を用意しています)
  6時15分より山本紀久雄代表の時流講話
  経営ゼミナ−ルは6時半開始8時半終了予定
   
2.場所 東京銀行協会ビル内 銀行倶楽部 4階3号会議室
     千代田区丸の内1−3−1 Tel:03−5252−3791
     東京駅丸の内北口より徒歩5分(皇居和田倉門前)

3. テーマと講師
  「今の時代を分析する〜時代と触覚〜」
  株式会社資生堂宣伝部常勤顧問  水野 卓史 氏

略歴
1933年 大阪生まれ。
1955年 多摩美図案科卒。
1955年 (株)資生堂宣伝部入社
1979年 宣伝部制作室長
1980年 退社。水野デザイン事務所主宰

1981〜1983年 田崎真珠顧問となりCI計画並びに宣伝活動に携わる。
1982〜1985年 福武書店(ベネッセ)顧問となり企業広告並びに宣伝活動
           に携わる。
1983〜1990年 久光製薬顧問となり新製品計画並びに宣伝活動に携わる。
1986〜      (株)ピエールファーブルジャポン社と広告宣伝に関する
           顧問契約、現在に至る。
1987〜1995年 ヤマハ(株)と広告宣伝に関するコンサルタント契約
2005年      (株)資生堂宣伝部顧問就任

受賞
1965年 日宣美奨励賞
1973年 朝日広告賞、東京ADC賞
2000年 日本宣伝賞・山名賞

個展
1969年 資生堂ギャラリー
1978年 銀座三越
1988年 銀座ギャラリーTAE
1992年 フランス・カストル
1993年 銀座松屋
2004年 Gallery5610 土屋耕一・中條正義・水野卓史三人展


* 会費  オブザーバー参加の方は、当日会費として1万円をご用意下さい。
* お問い合わせ 
出欠:編集工房 代表 田中達也(048−473−7293)
 《平成18年度より、上記に事務局が変わりました》
その他は金子 ぬりえ美術館内(03−3892−5391)まで  

投稿者 lefthand : 2006年02月28日 17:00

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