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2005年07月27日

重信メイさんをお迎えして、イスラム社会を検討します。

2005年9月26日の丸の内時流塾はイスラム社会を検討します

テーマ「民主化されるアラブ社会の現状と今後の方向性」

1.テロが続いて発生
ロンドンが揺れています。最近の動きを追ってみますと
7月6日  オリンピック2012年ロンドン開催が決定
   6日夜 UKグレンイーグルズ・サミット開催
   7日  サミット2日目 朝・ロンドン同時テロ発生
   8日  サミット3日目 閉会
  21日昼 ロンドン地下鉄・バス同時テロ再発生
加えて、23日未明にエジプト保養地シャルムエルシェイクでも連続爆弾テロが発生しました。

2.テロはイスラム過激派か
テロ発生については、様々な分析が問われていますが、背景にイスラム過激派が関与していると、マスメディアが伝えています。しかし、日本人の殆どはイスラム教そのものを知らないのですから、イスラム過激派と報道されても、何らそこから次の対応がとれないのが実態です。
3.日本人の宗教観
阿刀田高さんは著書「コーランを知っていますか」で、「天照大神から始まって海の神、山の神、一族の神、職業の神、あるいは貧乏の神からトイレットの神まで、さらにおしゃか様も、まあ、いいんじゃないの、と、節操がないと言われても仕方ないほど多神教になじんでいるから、唯一の神というテーゼには理解が届きにくいところがあるけれども、イスラム教では、これがとても重要なポイント、これを心から理解することが肝要だ」と述べています。
4.誰も解説できないイスラムの実態
ところが、残念なことに阿刀田高さんから「心から理解することが肝要だ」いわれても、イスラム教と社会を解説してくれる人がいなく、また、なかなか勉強する気にもならず、理解しないままに日本も「危ないのかなぁ」と漠然と考えている人が殆どです。
5.そこへ登場したのが重信メイさん
重信メイさんは、あの日本赤軍のリーダー重信房子さんとパレスチナ人の父の間で、パレスチナの地で生まれ、育ち、学んで4年前に日本に来たばかりの人物ですから、イスラム世界全体を体感的に理解しています。このような人物は他にいない特殊的経験をされている人です。
6.今月は重信メイさんからイスラム全体像を吸収
日本にも迫ってきそうなテロ問題。その本質を理解する前提は「イスラム社会全体像」を把握することですが、そのためにはイスラム社会への入り口を易しく教えてもらうことであり、今進んでいる民主化という課題がどのように進んでいるのか等を解説してもらうことです。
その解説者として今月の丸の内時流塾は重信メイさんをお迎えします。
テーマは、「民主化されるアラブ社会の現状と今後の方向性」です。
世界問題の基本的理解として、今月も大事で必要な知識を重信メイさんから得ませんか。

略歴
1973年レバノン・ベイルート生まれ。日本赤軍のリーダー重信房子とパレスチナ人の父の娘として、無国籍のままアラブ社会で育つ。97年、ベイルートのアメリカン大学を卒業後、同国際政治学科大学院に在籍。母の逮捕を機に来日し、2001年3月に日本国籍を取得。現在、塾講師のかたわら様々なメディアで、パレスチナ問題を中心に、アラブからのまなざしを伝えている。著書に「秘密」(講談社)、「中東のゲットーから」(ウェイツ)。

■詳細:丸の内時流塾 http://www.keiei-semi.jp/ziryu/
■お申し込み:HPのトップページにあります「例会参加申し込み」http://www.keiei-semi.jp/ziryu_reikai.htm から、 又はFAX にて、連絡先(お名前、会社名、住所、電話番号)を明記の上(株)ボスコ 神山まで、お申し込み願います。FAX:03−3498−4201
■日時:2005年9月26日(月)17:30〜18:30
■場所:東京銀行協会ビル内 銀行倶楽部 4階3号室 
 千代田区丸の内1−3−1(皇居和田蔵門前) TEL:03−5252−3791
■内容:「民主化されるアラブ社会の現状と今後の方向性」
■参加費:3000円
*尚、同日時の18時半から開催される経営ゼミナール(参加費1万円)に参加される場合には、丸の内時流塾の参加費は無料になります。http://www.keiei-semi.jp
■定員:50名(定員になり次第締め切らせていただきます)
■主催:経営ゼミナ−ル(ぬりえ美術館内)
■問い合わせ:荒川区町屋4−11−8 TEL:03−3892−5391 
お問い合わせ時間:土・日・祭日除く10:00〜17:00

投稿者 Master : 13:58 | コメント (42)