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2005年06月21日

丸の内時流塾「近くて知らない中国実体を解明する」が好評でした。

第4回6月20日に開催された丸の内時流塾は、王子明氏による「近くて知らない中国実体を解明する」でした。
王子氏から中国が持つ基本的な柱制度の三つ、中国社会の細胞とも言える内容について説明していただきました。

一つは「「単位制度」、二つ目は「档案制度」、三つ目は「戸籍制度」です。いずれも日本で出版されている中国関係の書籍には書かれていない中国の細胞制度です。どうして日本の出版物に書かれていないか、それは書く人が分かっていないからです。

この三制度について詳しく説明があったわけですが、これを知ることで中国の実情の背景構造が分かるだけでなく、中国人の考え方の基盤が分かるのです。
加えて、中国の教育制度についても詳しくデータをつけて説明がありました。例えば、小学校から存在する共産党の少年先鋒隊、これらから全国の共産党が組織化されていることが分かりました。

王子氏は日本に帰化した人物ですが、反日感情、国連安全保障理事国への反対、靖国神社参拝問題についても、率直な中国人の感情を吐露してくれ、それに対する日本人の感情との比較から冷静で論理的な素晴らしい発表でした。

資料など詳しいことを知りたい方は事務局にご連絡願います。王子氏と調整してご案内いたします。

投稿者 Master : 2005年06月21日 13:39

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